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2015年・新年のごあいさつ
2015.01.05
新年のごあいさつ
希望あふれる年に
兵庫県保険医協会会員のみなさま、明けましておめでとうございます。
旧年中は兵庫県保険医協会のいろいろな活動や署名にご協力くださいましてありがとうございます。
特に、現在も継続中の患者負担軽減と保険範囲の拡充を求める「ストップ患者負担増」署名は、みなさまのご協力により1万筆を超えましたが、目標の5万筆までまだまだです。各支部ごとに目標署名数を設定しています。ぜひ全ての会員のみなさまにご協力をお願いいたします。
衆議院選挙の投票には行かれましたか。予想された結果とはいえ、投票率の低さが気になります。大胆な財政出動、金融緩和により、株高円安がもたらされ、かつて一億総中流と言われた日本国民は100万世帯を超える富裕層と160万世帯を超える貧困層に二極化し、特に高齢層や若年層で貧困化が加速しています。今年こそ適正な所得の再配分がなされることを願っています。
さて今年は羊年。みなさまはどんな願いや決意を新たにされましたか。羊は山羊(やぎ)と違い、草食性のおとなしい動物です。家畜として私たちにその毛や肉を与えてくれます。今年の私たちは羊のように政府やグローバル企業に搾取されるだけで良いのでしょうか。迷える子羊として、私たちを導いてくれる指導者を待ち望むだけで良いのでしょうか。
今こそ、兵庫県保険医協会に結集して、適正な診療報酬や介護報酬、指導監査、医療事故調査、個人番号制度のあり方、農業や漁業、エネルギー政策・震災対策について、集団的自衛権を行使するための自衛隊法の改正や特定秘密保護法で国民の権利は侵害されないか、国民の幸せの根底にある平和を守るための安全保障など、日本国憲法を基本に、みなさまが今一番関心のあることを大いに議論して、保険医の生活と権利を守るため、今年を未来への希望あふれる年にしようではありませんか。