現在COVID-19の大流行で、みなさんも外出自粛等感染防止に尽力し不自由を強いられるとともに、経済的にも大変な状況だと思います。
新しい感染症の大流行は、想定外の出来事ではありません。WHO等の専門家は「いつか必ず発生する」「発生は止められないが、それに対応は可能」と、大流行に常時備えておくよう警告を発していました。大震災・津波と同じです。しかし、政府や政治家達はその警告を無視し、対策を怠り、効率化の名のもとにICUを含む病床を削減し、保健所や病院の統廃合を進めてきました。さらに、市民も、専門家の警告にしっかりと耳を傾けませんでした。その結果、今、極めて高価な代償を払わされているのです。今回のCOVID-19が落ち着いたら、今回の教訓を生かし、次の未知の感染症に備えて、市民の健康と安全が優先される医療体制、社会を実現させる必要があります。
同じように、専門家が人類の存亡に関わると警告しているのに、政府や政治家たちが無視あるいは軽視していて、しかも一般市民が深刻に受け止めていないことがあります。それは気候変動による危機と核戦争による危機です。専門家は、核戦争が起きれば、たとえ限局的な核爆発でも、直接死の他に地球規模の気候変動が起こり、そのために大食料飢饉が起こり何百万人もが餓死すると警告しています。日本も深刻な食料危機に見舞われ、放射能の影響も受けます。
核兵器が存在する限り、核戦争や、核兵器が偶発的に使用される可能性はなくなりません。では、核兵器をなくすために、私たちが市民としてできる行動にはどういったものがあるのでしょうか。
市民としてできる、主なものは
- 核兵器禁止条約の早期発効を目指す活動
- ヒバクシャ国際署名活動【詳細はこちら】
- Don’t Bank on the Bombキャンペーン
1.、2.に関しては、ここでは触れませんが、3.のDon’t Bank on the Bombキャンペーンは、だれでも簡単にできる、新しい形の核兵器廃絶のための行動です。しかも多くの方が力を合わせて取り組めば、核廃絶の非常に強力に推進できます。手遅れになる前に、核兵器のない世界を実現させましょう!