この行事案内は、2019年のご案内です。
兵庫県保険医協会
第51回(設立50周年記念)総会
日 時 | 6月16日(日)13時30分~ |
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会 場 | 神戸ポートピアホテル 本館地下1階 偕楽の間 |
13時30分~ 総会議事 | |
・2018年度会務報告と2019年度活動方針案 ・2019年度予算案 ・新役員体制の承認、決議案の採択、ほか | |
15時20分~ 設立50周年記念講演会 「今後の超高齢・少子社会と国民皆保険制度の財源選択」 |
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日本福祉大学 名誉教授・前学長
本講演では、二つの拙著『地域包括ケアと福祉改革』と『地域包括ケアと医療・ソーシャルワーク』の序章をベースにして2部形式でお話しし、医療・福祉関係者を含めて広く国民に蔓延している将来に対する悲観論が一面的であることを示します。 前半では、今後の超高齢・少子社会について述べます。(1)今後人口高齢化が進んでも、社会の扶養負担は増加しない。(2)日本の労働生産性伸び率は低くないし、今後も、1人当たりGDPが毎年1%成長すれば超高齢・少子社会は維持できる。(3)日本の医療費(対GDP比)は最近OECD加盟国の上位になったが、加盟国の高齢化率の違いを補正すると、日本は「高医療費国」とは言えない。 後半では、「社会保障の機能強化」のための医療・社会保障の財源について述べます。まず、国民皆保険制度が医療(保障)制度の枠を超えて、日本社会の統合を維持するための最後の砦になっていることを強調し、医療保険の給付する医療サービスは「最低限度」ではなく、「必要かつ十分な」「最適水準」であり、政府もそれを公式に認めていることを示します。次に、国民皆保険の主財源は保険料、補助的財源が消費税を含む租税だと私が判断するに至った経緯・理由を述べます。最後に、租税財源を消費税のみに絞るのは危険であり、それの多様化が不可欠だと主張します。 【二木 記】
《ご略歴・プロフィール》日本福祉大学名誉教授。1947年生まれ・71歳。医学博士(東京大学)、博士(社会福祉学)(日本福祉大学)。1972年東京医科歯科大学医学部卒業。東京・代々木病院で脳卒中早期リハビリテーションの診療と臨床研究に従事。1985年日本福祉大学社会福祉学部教授。社会福祉学部長、大学院委員長、副学長・常任理事、学長等を歴任し、2018年3月定年退職。日本医師会医療政策会議委員、日本ソーシャルワーク教育学校連盟副会長。著者は、『地域包括ケアと地域医療連携』(2015)、『地域包括ケアと福祉改革』(2017)、『医療経済・政策学の探求』(2018)、『地域包括ケアと医療・ソーシャルワーク』(2019)等、多数 |
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17時15分~ 祝賀会 | |
会 場 | 神戸ポートピアホテル本館地下1階 偕楽の間 |
参加費 | 無料(ご家族、職員さんも大歓迎!) |
会場地図 |
【住所】神戸市中央区港島中町6-10-1 【交通】三宮駅よりポートライナーで約10分、市民広場(コンベンションセンター)駅下車すぐ |
シャトルバスのりば(JR三ノ宮駅南) | ミント神戸1階8番のりばより毎時0分・20分・40分発、所要時間約15分 |
お申し込み お問い合わせ |
電話078-393-1801まで |