この行事案内は、2025年のご案内です。
薬科部 研究会
新時代の呼吸器感染症治療
~新しいガイドラインも踏まえて~
日 時 | 1月11日(土) 午後4時~6時 |
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会 場 | 兵庫県保険医協会 5階会議室(オンライン併用) |
講 師 | 関西医科大学内科学第一講座 診療教授 宮下 修行先生 |
参加費 | 1,000円(会員無料) |
感染症に対する治療は抗微生物薬の使用であるが、その不適切使用や乱用は耐性菌を出現させる。すなわち、まず抗菌薬の必要性を検討し、必要な場合は理論に則った抗菌薬を選択すべきである。しかし適切な抗菌薬使用が実践されているとは言い難く、世界では薬剤耐性菌が増加している。その反面、新たな抗菌薬の開発が頓挫しているため、国際社会でも薬剤耐性(AMR)への対応が大きな課題となっている。 日本呼吸器学会では、国民の健康増進はもとより菌の薬剤耐性化蔓延を防止する目的で「成人肺炎診療ガイドライン」を作成した。本ガイドラインではエビデンスを重視し、クリニカルクエスチョンを設定し系統的レビューならびにメタ解析を行ってきた。市中肺炎診療では、治療場所の決定に重症度判定として A-DROPシステムを活用してきたが、本システムでは現在の重症度は把握可能であるが急速進行する症例への対応が困難であった。肺炎に対する補助療法は効果的か とくにステロイドに関しては賛否両論であった。マクロライド併用療法の意義は 未解決の問題点も山積されているが、今後の課題が明確となった。【宮下 記】 |
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