2010年7月25日(1629号) ピックアップニュース
女性医師・歯科医師の会つどい
禁煙外来開設の下準備に
会場から多くの質問が寄せられた
女性医師・歯科医師の会は6月12日に協会会議室で、神戸支部と共催で、つどい「ドクターとナースの連携で明日からできる禁煙指導」を開催した。神戸大学大学院准教授の西村善博先生と神戸大学病院看護師の蓬莱節子氏を講師とし、66人が参加した。参加者の感想文を紹介する。
今秋に禁煙外来の開設を予定しています。何から準備したらよいのか、暗中模索しています。そのような折だったため大変興味深く聴かせていただきました。
西村先生の講演はポイントを押さえた、分かりやすい説明で、大変ためになりました。喫煙者も被害者、タバコの害をあえて言わないなど、目からうろこが落ちる内容で禁煙指導の奥深さを感じました。
軽いタバコのからくりの話も面白く拝聴しました。疾患についても基礎から幅広く教えていただき、最後まで聞き逃がしたくない内容ばかりでした。
蓬莱看護師の講演は、具体的で禁煙外来の現状がよく伝わってきました。少ない職員数で多くの患者を見ておられることに驚きました。多忙な業務の毎日にもかかわらず、よく統計をとられ分析されており、すばらしいと思いました。
指導方法を熟知された専門外来でも成功率が55~65%とお聞きし、禁煙治療の難しさを知りました。禁煙教室の実施方法など使わせていただきたい内容が盛りだくさんでした。喫煙者の心理や精神症状の話など大変勉強になりました。
後日、講演の内容を職員に伝達しました。職員間で情報を共有し、何を準備すべきか考えるいいきっかけになりました。小規模診療所のため、事務職員の協力も必要です。職員の一人ひとりがいいサポーターにならねばと意思統一しました。
このような講演を聴く機会を与えてくださり、ありがとうございました。
今回の内容を無駄にすることなく、今後の禁煙指導に役立てていきたいと思います。
【長田区・看護師 M・T】