兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2010年8月25日(1631号) ピックアップニュース

患者負担 大幅軽減 はがき署名に切実な声

 協会は「患者負担の大幅軽減を求める」署名を継続しているが、ポケットティッシュに添付したはがき署名が1千筆超集まり、「体調が悪くても受診できない」「負担が高く受診をためらってしまう」など、切実な声が多く寄せられている。協会は理事を先頭に同署名に粘り強く取り組むことにしており、引き続いての会員のご協力をお願いしたい。患者・市民の「生の声」を紹介する。

患者の声
「経済不安で押し潰されそう」
「体調悪いのに受診をがまん」

窓口負担軽減を求める意見が多数寄せられた

・少ない年金で苦労しています。これ以上負担が増えると生活できません。(灘区)
・不景気になり、生活すべてを倹約し苦しくなっています。その中で、倹約できないのが医療費です。家計の中で、非常に負担になっています。体調が悪いのに受診できず、がまんするのは苦痛です。(西区)
・不況により収入は少なくなっています。国民年金も生活ギリギリの状態です。医療費も値上げされ、もう限界です。(中央区)
・国民年金生活で困っているので、医者にかかれません。(西宮市)
・長い間3割負担だったのが、やっと1割負担になりました。昔は、保険本人は無料だった。負担はゼロが当然だと思う。(北区)
・高い保険料を支払っているのに、医療を受けるとまた多くの支払いがいる。医療費負担は無料に。3割からせめて1割にすべき。(垂水区)
・年金生活者にとって、保険料負担に加えて医療費の自己負担はひどすぎます。(宝塚市)
・年齢を重ねると少しずつどこか悪いような気がしますが、しばらくは自己免疫力を頼って様子をみます。でも本当に悪くなったときが心配です。(宝塚市)
・風邪をひいて受診をひかえて、よけいにこじらせたことがあります。今では、低所得者は本当に病院は高く感じます。(三木市)
・年を重ねるごとに不安がつのります。老人を粗末にする国には未来はない。(西宮市)
・特別悪くもなく病院にかかるのはどうかと思いますが、本当にかかりたい時に手遅れになるのではと考えます。(兵庫区)
・生活保護を受けておられる人と同じような年金でぎりぎり切りつめての生活です。昨年から1日2食にしていますが、交際費はとても大変です。(灘区)
・医療費が高いので、歯医者で虫歯の治療を受けるのも正直ためらってしまいます。病院ぐらい躊躇せず行ける国にしてほしい。(西区)
・生活保護基準以下で生活をしています。毎月の国保料の支払い、窓口負担がとても重いです。今年は病院に行くのをやめています。1日も行けていない。(須磨区)
・ヨーロッパ先進資本主義国の医療は、無料です。日本も早くそうなってほしいです。(明石市)
・年金生活です。75歳以上の老人の医療費は、1割~無料としてください。(姫路市)
・昔のように、3割を1割負担に戻してほしい。(垂水区)
・現在は60歳代ですが、これからますます医療費がかさむと思うと恐ろしいです。身体・精神的ダメージの上に、経済的不安で時として押しつぶされそうです。(垂水区)
・救える命を奪わないでください。(姫路市)
・医療制度を弱者の立場で見直してください。負担軽減をお願いします。(芦屋市)

引き続き、患者署名にご協力を

 患者負担軽減の署名のための解説リーフレット、ポスター、署名回収ボックスなども用意しております。署名とあわせて院内窓口などでご活用ください。  
追加注文は、電話078―393―1807 協会事務局まで

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