2010年10月05日(1635号) ピックアップニュース
患者署名「私の場合」(1)
診療の合間 積み重ねて
兵庫区 吉川 信嘉
診察後、その場で患者さんに署名内容を説明しています。後期高齢者医療制度の問題点、社会保障を良くするための財源など、署名付ハガキを使ってできるだけわかりやすく話すよう心がけています。
患者さんにとっても日本の医療を知ってもらう良い機会になっているようで、先進国では窓口負担がほとんどないことを紹介するとびっくりされる方が多く、「確かに日本は高いと思う」「なんとかしないといけない」と言われます。
全員に説明するので時間は結構かかってしまいます。ただ、私たちは1日のほとんどを医院で過ごすので、毎日の診療の合間、少しずつなら、医療をよくする運動にも参加できるのではと考えています。
待合室に署名コーナー〝共感〟して署名
明石市・歯科 樫林 義雄
待合室に簡単な署名コーナーをつくり、「核兵器のない世界」「食の安全」などの署名と一緒に集めています。
待合室には、私が趣味で撮った写真を展示したり、患者さんにすすめたい本を置き、協会の「原子力発電に関する嘘」の記事などを提示して、私の「考え」や趣味が伝わるようにしています。
診療中は慌ただしく、患者さんと治療以外の話をする時間もなく、その分は待合室でと…。
声かけなど意識して何かをしているわけではありませんが、待合室の中を見て私の考えに共感し、署名をしていただいているのかなと思っています。