2011年2月15日(1646号) ピックアップニュース
「新点数説明会 混乱なく実施を」 厚労省へ改善要請
協会は1月22日、来年の診療報酬改定時の厚生局主催「集団指導(改定時説明会)」の改善要請書を、池内春樹理事長、田村忠之歯科部会長、八木秀満審査対策部長、清水映二研究部長の連名で、細川律夫厚生労働大臣に送付した。
要請内容は、(1)説明会開催は、改定の準備・周知のための期間を十分にとり診療日時に配慮して設定すること、(2)説明会への参加は任意であり、不参加者へのペナルティーはないことを通知に明記すること、(3)参加者からの質問を受け付けるなど、懇切丁寧でわかりやすい説明会にすること、の3点。2月末までに回答を求めている。
昨年3月に地方厚生局が初めて開催した改定時説明会の通知方法や日程、内容などに対し、多くの保険医が現場の混乱を体験し、不満と不安を抱いていた。
その後7月、協会は保団連の厚労省交渉の際に会員アンケートを踏まえた改善要請を行っていた。来年は介護保険との同時改定もあり、国の準備不足に起因する現場の混乱から患者・国民にさらなる不便をかけないため、今回あらためて改善を要請した。