2011年9月15日(1665号) ピックアップニュース
台風12号被害 高砂・加古川など床上浸水 会員に見舞金届ける
(写真:上)休診中の高砂市・小林小児科(小林謙院長)。浸水でパソコン、X線機器、冷蔵庫などが故障。20日の診療再開をめざして復旧作業に追われている(7日撮影)
(写真:下)和歌山県那智勝浦町二河の湯川温泉診療所は、40㎝の床上浸水被害を受けた。院内は泥水が10㎝堆積し、機器類は全て故障。生馬敏行院長(写真右)はスタッフと不眠不休で復旧にあたっている(9日撮影)
台風12号災害に対して協会は9月5日から、加古川市、高砂市など特に影響の大きかった地域の会員医療機関に電話・FAXなどで被害状況を確認。現地には事務局も派遣し、被災程度に応じて見舞金を届けるなど復旧支援に努めている。
9日現在で、加古川市、高砂市、姫路市、西脇市などで、会員医療機関の床上・床下浸水被害は少なくとも18件確認されており、再開できず休診中のところもある。医院は免れたものの自宅が被災した会員もいる。
和歌山協会に事務局を派遣
協会は8日から、台風12号の被害が最も大きかった和歌山県保険医協会に事務局を派遣し、会員の安否や被害状況の確認、医療機関再建支援の援助を行った。