2011年10月05日(1667号) ピックアップニュース
医療改善の世論づくりへ 秋の大型宣伝始まる
(左から)好評の「クイズで考える日本の医療」、ラジオ関西「医療知ろう!」出演、窓口負担増反対の新署名も
協会が毎年実施している、医療への関心を高め国民皆保険充実の世論を盛り上げるための大型宣伝企画が10月から始まる。国際的にも異常に高い窓口負担をはじめ、医療の諸問題を患者・家族と一緒に考えてもらう内容。医療充実への世論拡大のため、ぜひご協力いただきたい。宣伝グッズは10月中旬に送付予定。
大型宣伝の第1弾は、「クイズで考える日本の医療」。患者負担にかかわる質問6項目で、ヒントを読めば回答がわかり、「国際的には窓口負担は原則無料が当たり前」などの内容を知ることができる仕組み。回答用紙に記入して申し込めば、地元産グルメ商品または健康グッズが抽選で当たる。当選本数は130本で、前回103本よりも増やしている。
第2弾は、ラジオ関西への出演。協会の専門部・支部の役員が出演し、医療の問題をパーソナリティーとともに語る。チラシやポスターを院内に掲示いただきたい。
第3弾は、窓口3割負担に、さらに定額負担上乗せなどが提案されている医療改悪に反対するとともに、患者負担の大幅軽減などを求める請願署名。「クイズ」とともに、活用いただきたい。保険で良い歯科医療を求める署名も同封している。
その他、政策部作成のパンフレットなど、宣伝グッズを多数同封しお届けする。一つひとつこだわって作成したものばかりなので、ぜひ広げていただきご活用いただきたい。
ドクターズ・デモンストレーション賛同者には
缶バッチ2個をプレゼント
ドクターズデモにご参加・ご賛同を
全国医師ユニオン代表の植山直人氏や、色平哲郎氏(国民医療研究所)、黒川衛氏(医療再生フォーラム21世話人)、香山リカ氏(立教大学教授・精神科医)、本田宏氏(NPO法人医療制度研究会副理事長)ら20氏の呼びかけで、ドクターズ・デモンストレーション(DD)が11月20日、東京・日比谷野外音楽堂で予定されている。
「東日本大震災被災者の命と健康を守ろう」「日本の医療を守ろう」「国民皆保険を守ろう」などのスローガンをかかげて、ドクター自身がアピールしようとの運動。
すでにプレ企画として9月23日に開かれた仙台市でのシンポジウム「震災復興と医療再生」には、兵庫協会から川西敏雄副理事長らが参加した(兵庫保険医新聞1667号2面参照)。
10月16日には、プレ企画の一環として大阪城公園でドクターズランニングが予定されている。ランニングやウォーキングを楽しみながら、市民にアピールする予定。
同実行委員会は、賛同者を募集しており、兵庫協会としても積極的に応じたいと考えている。賛同は1口千円で、賛同者には缶バッチ2個が届けられる。ご賛同いただける方は、本紙同封の振込用紙にてお申し込みいただきたい。