2011年11月15日(1671号) ピックアップニュース
歯科危機打開集会 「保険で良い歯科医療」署名50万筆達成へ決意
新宿駅前で歯科請願署名の協力を訴える
兵庫の武村(右)、加藤(左2人目)、田村(左)
各副理事長
「口から見える格差と貧困 10・30歯科医療の危機打開決起集会」が10月30日に、東京・あいおい損保新宿ホールで開催され、全国から歯科医療関係者500人が集まった。兵庫協会からは田村忠之、加藤擁一、武村義人各副理事長など6人が参加した。主催は保団連を含む同実行委員会。
宇佐美宏保団連歯科代表は、受診抑制や子どもに広がる口腔崩壊、歯科医療関係者をめぐる状況の悪化などについて基調報告。「格差と貧困の進行が歯科医療崩壊を加速させている。患者の窓口負担大幅引き下げ、歯科診療報酬の大幅引き上げ以外に解決の道はない」と訴えた。
リレートークでは、「歯科医療に関する1万人市民アンケート結果から見えるもの」「歯科技工海外委託裁判の終結と今後の歯科医療」「高点数医療機関へ一律に行う集団的個別指導は断固反対」など7人が発言した。
現在24万筆に達している「保険で良い歯科医療」の実現を求める署名を、50万目標の達成に向けて全国で運動をすすめることや集会決議を、集会参加者は拍手で確認した。
集会に先だって新宿と巣鴨駅前で行われた街頭署名宣伝には、210人が参加した。兵庫協会の加藤・武村両副理事長もマイクを握り署名への協力を訴え、千筆を集めた。