兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2011年12月15日(1674号) ピックアップニュース

燭心

 頭を雲の上に出し、四方の官庁を見下ろして、民の嘆きに耳貸さず、財務省は日本一の官庁(小学校唱歌「富士山」のメロディーで歌う)−財務官僚は本当に有能なのか? 政治は結果責任という見地からいうと完全に否である。この20余年、経済は停滞、失業者は増加し、生活保護受給者も増加し続けている▼国家公務員第一種試験(国Ⅰコクイチ)は難関といわれているが、東大法学部出身者にとってはそれほどのこともない。なぜなら、東大教授あるいは東大出身者が出題するので、東大の講義をまじめに聴講していたら無理なく合格できるらしい▼これは、東大文Ⅰや国公立大学医学部に合格するのは難しいかもしれないが、医師国家試験に合格するのはそれほど難しくないのと類似している。医師国家試験や東大文Ⅰ生にとっての国Ⅰ試験は、選抜試験でなく単なるトコロテン式認定試験だ。人格が高潔でなくても受験テクニックに秀でた者が制限時間内に数多く解答する形式となっている。その結果、想定外の難問が出てきたら先送りして逃げる傾向がある。それが今日の官僚の本質だ▼官僚の得意なものは唯一、レトリックを用いた作文、否、詐文●●だ。国会議員のような選挙の洗礼もなく、特定の業者と癒着し、天下り先の確保に専念している。官僚の官僚による官僚のための政治だ。こんな日本では国民生活が窮地に陥る。官僚に見くびられる政治家ばかりの日本を、早急に過去完了●●にしてもらいたいものだ(鼻)
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