兵庫県保険医協会

　4月の診療報酬改定に際して、近畿厚生局から「改定時集団指導の実施について」との通知葉書が届いたとの問い合わせが、多くの医療機関から寄せられている。

出席は任意
　今回の「改定時集団指導」は、改定内容の説明会として開催されるもので、出席できなかったとしても何らかのペナルティを課せられるものではない。
　医療機関では、「指導」として実施されるものには出席義務があり、受けなければペナルティが課せられるものとの認識が強い。
　前回2010年改定時も、同様の通知が送付され、医師・歯科医師に大きな不安と混乱をもたらしたため、協会は、直ちに今後は通知の標記に留意するように要請したが、同じことが繰り返されたものである。
　行政の責任で診療報酬の改定内容の説明会を開催することは当然のことと言えるが、「指導」との名称を使用するのではなく、あくまで説明会であり、かつ出席は任意であることを明記するとともに、診療時間に配慮した時間帯で開催するよう、協会はあらためて近畿厚生局兵庫事務所に要請した。