2012年6月15日(1689号) ピックアップニュース
こども病院ポートアイランド移転 県議会 「撤回求める」請願 不採択に
協会は6月5日、兵庫県議会に県立こども病院のポートアイランド移転計画の撤回を求める請願書を提出した。
6月11日の健康福祉常任委員会で審議が行われ、県病院局が浸水のおそれはないこと、医師会も当初は賛成したなどと報告。井戸県政与党の自民、民主、公明の各会派は、県病院局の説明とほとんど同じ意見を表明し不採択を主張。野党の日本共産党は採択を主張したものの、賛成少数で不採択になった。
県立こども病院は築40年となり建替えが課題になっているが、兵庫県はポートアイランド2期地への移転計画を決定。しかし、県が発表した津波シミュレーションでもポートアイランドは孤立する可能性があるとされている。
請願は、東日本大震災、阪神・淡路大震災の経験からも、沿岸地に拠点病院を集中させることは避けるべきと指摘。県医師会をはじめとした医療団体の意見を全く聞かないままの計画策定で、医療関係者が反対の意志を表明しているなか、移転を推進することは許されないとして、計画の撤回を求めている。
請願の紹介をしたのは、日本共産党の杉本ちさと県会議員、無所属の丸尾牧県会議員の2氏。
同問題をめぐっては、県医師会・神戸市医師会が移転反対を訴えるポスターを作成するなど、医療関係団体内で移転反対の運動がまきおこっている。
他に、県下各支部が、尼崎市・伊丹市・川西市・宝塚市・三田市の各議会に移転撤回を求める請願を提出しており、6月議会で審議される予定となっている。
6月11日の健康福祉常任委員会で審議が行われ、県病院局が浸水のおそれはないこと、医師会も当初は賛成したなどと報告。井戸県政与党の自民、民主、公明の各会派は、県病院局の説明とほとんど同じ意見を表明し不採択を主張。野党の日本共産党は採択を主張したものの、賛成少数で不採択になった。
県立こども病院は築40年となり建替えが課題になっているが、兵庫県はポートアイランド2期地への移転計画を決定。しかし、県が発表した津波シミュレーションでもポートアイランドは孤立する可能性があるとされている。
請願は、東日本大震災、阪神・淡路大震災の経験からも、沿岸地に拠点病院を集中させることは避けるべきと指摘。県医師会をはじめとした医療団体の意見を全く聞かないままの計画策定で、医療関係者が反対の意志を表明しているなか、移転を推進することは許されないとして、計画の撤回を求めている。
請願の紹介をしたのは、日本共産党の杉本ちさと県会議員、無所属の丸尾牧県会議員の2氏。
同問題をめぐっては、県医師会・神戸市医師会が移転反対を訴えるポスターを作成するなど、医療関係団体内で移転反対の運動がまきおこっている。
他に、県下各支部が、尼崎市・伊丹市・川西市・宝塚市・三田市の各議会に移転撤回を求める請願を提出しており、6月議会で審議される予定となっている。