2012年7月15日(1692号) ピックアップニュース
県社保協が第41期総会 地域の要求を自治体へ
吉岡正雄副理事長が社保協の拡充を訴えた
協会も加盟する兵庫県社会保障推進協議会(兵庫県社保協)の第41期定期総会が、6月30日に神戸市勤労会館で開催され、86人が参加した。
吉岡正雄会長(協会副理事長)は開会あいさつで、地域の要求をくみあげ、自治体に実現を迫ることが重要とし、県・地域社保協の一層の拡充のための協力を呼びかけた。総会では地域社保協や各加盟団体から、税と社会保障一体改革阻止、生保バッシングへの対応など切実な課題への取り組みが報告され、まとめと運動方針、規約改定を承認した。また、新役員を選出し、吉岡正雄副理事長が会長に再任された。
総会に先立つ記念講演では「『財界中心』政治の今―原発・一体改革・維新の会・兵庫県政」と題し、石川康宏神戸女学院大学教授が講演した。
石川氏は、消費税増税や社会保障切り捨てなどの「財界」政治と国民世論が対立してきていること、大飯原発再稼働ではネットでの呼びかけに約20万人も首相官邸前に集まるなど新しい動きがでていることを示し、一人ひとりが主権者として情報を発信する必要性を強調した。