兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2012年7月25日(1693号) ピックアップニュース

「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会が市民講座 歯科保健活動で住民を健康に 〝8020運動〟発祥の南光町・山田元町長が講演

1693_01.jpg

市民・医療関係者ら50人が参加した

 歯科医療を充実し、住民を健康に――。協会などでつくる「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会は7月1日、市民講座「歯を大切にして 健康が花咲いた町~8020運動発祥の地、兵庫県・南光町の経験から」を協会会議室で開催。元兵庫県南光町長の山田兼三氏が講演し、市民・医療関係者ら50人が参加した。

 山田氏は1980年から7期25年にわたって旧南光町長を務め、「開発優先」ではなく「暮らし福祉優先」の町政を目指すなか、1983年に歯科診療所がなかった南光町に治療と予防を一体にした歯科保健センターを設立、「8020運動」を始めた。「きっかけは住民の要望だった」と住民と二人三脚で歯科保健活動に力を尽くした経験を語った。


1693_02.jpg

講演する山田兼三元町長

 司会を務め、山田氏と対談を行った足立了平・神戸常盤大学教授は、「8020運動」で医療費を下げる効果があるとし、老人医療費無料化の発祥地・岩手県の旧沢内村での予防教育にもふれ、窓口負担無料化と予防教育で医療費を減らすことができるとした。
 協会・県民医連・保団連近畿ブロックが共催。県歯科医師会、県歯科技工士会、県歯科衛生士会が協賛し、兵庫県・神戸市・神戸新聞社が後援した。
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方