2012年8月05日(1694号) ピックアップニュース
東日本大震災被災地でコンサートと健康相談 音楽でいやしのひととき 宮城協会や地元開業医らとも懇談
仮設住宅の人々とともに合唱
被災地を音楽で元気にしたい――。協会は7月14日から16日にかけて、東日本大震災で被災した岩手県大槌町、宮城県気仙沼市、宮城県亘理町の仮設住宅を回り、コンサートと健康相談活動を行った。協会から清水映二・広川恵一・八木秀満各理事と、ソプラノ歌手の長谷川眞弓氏、ピアノ奏者の轟木裕子氏が参加し、被災者に音楽を届けた。(次号に参加者レポート掲載予定)
一行は、コンサートとともに、震災から1年以上を経過してもなお、生活再建など多くの課題を残す被災地の現状を視察した。植田俊郎先生(植田医院院長・大槌町)や村岡正朗先生(村岡外科クリニック院長・気仙沼市)、上原忍先生(鳥の海歯科医院院長・亘理町)など、自らが被災しながらも地域医療再建のために奮闘されている開業医から、被災住民の健康状態など被災地の現状について話を聞いた。
また、15日の夜には宮城県保険医協会と懇談。同協会の北村龍男理事長、井上博之副理事長、鈴木和彦事務局長から、医療機関再建の課題や、阪神・淡路大震災の教訓などについて意見交換した。