兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2012年9月25日(1698号) ピックアップニュース

西宮・芦屋支部 被災地医療の現状講演会 今こそ開業医の底力を 青森協会会長が講演

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被災地の現状を訴える大竹青森協会会長

 西宮・芦屋支部は8月4日、講師に青森県保険医協会会長の大竹進先生を招いて、協会会議室で被災地医療の現状講演会「地域医療再生/まちづくりのための処方せん~被災地に集まって知恵を出し合おう~」を開催した。広川恵一副支部長が司会を務め、20人が参加した。
 大竹先生は「ほっと一息プロジェクト」や仮設住宅支援など、東日本大震災被災者に対する支援活動について多数の写真や記事などとともに解説。
 震災から1年以上が経過し、がれき撤去や医療機関再建などは一定進んだものの、深刻な医師不足が今なお続いている状況などについて報告した。
 また、被災地の医療再建のため、医療・介護の連携、勤務医の定年延長、医学生への働きかけ、院内開業など多様な提言や取り組みを行っていることも紹介し、今こそ開業医の底力が期待されていると訴えた。
 参加者からは被災地の新たな挑戦へのエールとともに、今後も地域医療再生のため共に奮闘する決意などが語られた。

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池内理事長(右)と固く握手

 当日、大竹先生は正副理事長会議であいさつ。池内春樹理事長らと被災地の医療再建に向けてこれからも両協会が尽力していくことを確認し、エール交換した。
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