兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2012年11月05日(1702号) ピックアップニュース

第21回日常診療経験交流会を開催 医科歯科薬科 垣根越え交流

1702_1.jpg

1702_2.jpg

(上)238人が参加し、分科会の報告や医歯薬交流企画に聞き入った
(下)医歯薬交流企画で講師を務めた、右から薬師寺登先生、喜多也寸志先生、中村一基先生

 協会は10月28日、第21回日常診療経験交流会を神戸市産業振興センターで開催。「五感!六感!!ふれあう医療~感性を研ぎすまして」をメインテーマとし、医師・歯科医師・薬剤師、スタッフら238人が集まり、分科会や医科・歯科・薬科交流企画などを通じ、日常診療の工夫や研究成果を交流した。(次号で詳報)

 分科会では23演題が発表された。高血圧通院者の健康管理や診療所のIT化など日常診療における医師・歯科医師の工夫や、訪問リハビリ・在宅での看取りなどスタッフによる研究、震災関連死・アスベスト健康手帳申請援助・空気の汚れ調査など、震災・公害に関わる話題まで多様な演題が報告され、参加者と活発な議論を交わした。
 恒例となった医科・歯科・薬科交流企画は、「抗凝固剤の最近の知見」をテーマに開催。武庫川女子大学薬学部薬理学Ⅰ講座教授の中村一基先生、兵庫県立姫路循環器病センター神経内科部長の喜多也寸志先生、公立学校共済組合近畿中央病院口腔外科部長の薬師寺登先生が医科・歯科・薬科それぞれの立場から報告し、ワルファリン服用患者の抜歯時の対応などについて会場とも質疑を交わしながら、意見交換を行った。
 ほかにも「CPR講習会」や「第11回あなたとわたしの展示会」、情報ネットワーク企画、医院新聞展示、ポスターセッション、薬科部フィジカルアセスメントコーナー、県下の特産品抽選会など多数の企画が並行して開催され、参加者の関心を呼んだ。
 診療内容向上研究会、心肺蘇生法実技講習会、「災害医療―東日本大震災の教訓から学ぶ」企画などのプレ企画も、延べ334人が参加し、好評を博した。
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方