2013年1月25日(1708号) ピックアップニュース
談話 新年にあたって 子どもたちが夢と希望を持てる年に --署名運動にご協力を
理事長 池内春樹
国・大企業・米国中心の政治から国民中心の政治へ、命をおろそかにする政治から命を守る政治の年に脱皮しましょう。
いじめや暴力をふるう指導による自殺はなくさなければなりません。ノーベル経済学賞を受賞したアマルティア・センはベンガルの大飢饉を経験し、人々の潜在能力を開花させることの重要性に気づきました。
あらゆる政策を、子どもたちを幸せにするかどうかで判断し立法する年にしましょう。そのためにも子どもたちに、日本国憲法前文・第1条主権在民・第9条戦争放棄・第11条基本的人権・第13条幸福追求権・第25条生存権を教えましょう。今年を子どもたちが自分に自信を持ち、将来に夢と希望を持てる年、元年にしましょう。
安倍首相の経済政策・アベノミクスは、公共投資、金融緩和、先端技術への投資によって経済を活性化しようとするものですが、毛利家の3本の矢に見立てたこれらの経済政策は、民主党政権でも行われていました。
ノーベル医学・生理学賞を受賞した、山中伸弥教授のiPS細胞実用化への1100億円の投資は評価しますが、原発事故で困っている日本が他国へ原子力プラントを輸出することは認められません。太陽光発電や地熱発電に投資すればクリーンエネルギーを輸出することも可能になります。
個人消費を増やすためには、正規雇用を増やさねばなりません。医療や介護への十分な投資は看護師、歯科衛生士、事務職員、介護職員を増やし、地域の建設業や薬局や検査機関も潤い、地域経済を活性化させます。
地域の人々と連帯し共生するために、命を守るために、子どもたちを幸せにするために、今年の活動は、ラジオ関西番組「医療知ろう」、「クイズで考える日本の医療」第2弾と、消費税増税反対・患者窓口負担軽減・県立こども病院のポートアイランド移転反対と総合周産期母子医療センター増設の三つの署名活動からはじめます。
みなさま全員のお知恵とご参加・ご協力を心からお願いいたします。