兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年6月05日(1720号) ピックアップニュース

協会理事会 県知事選挙へむけて基本方針、要求案を承認 ---井戸県政の転換求める

 協会理事会は5月25日、7月の知事選挙にむけた基本方針案、重点要求案を討議し、井戸県政の転換を求めるなどの原案を承認した。原案は4月27日の理事会で提案され、全支部に討議を要請。今次理事会までに、討議が行われた9支部から基本方針の承認と、要求案については修正意見が出されたことをうけ、原案を一部修正して承認された。支部討議では、「老人医療費助成がこんなに削減されていたとは知らなかった」「東日本大震災をチャンスとした暴言なども許せない」など厳しい批判の声が寄せられた。
 基本方針は、知事選挙に対する協会の対応とこれまでの経緯をふまえた上で、井戸県政を評価。福祉医療制度の削減をはじめ、県立こども病院のポートアイランド移転問題、県立塚口病院統廃合への対応、医療に関する事業税課税に対する姿勢や、阪神・淡路大震災被災者の借り上げ住宅に対する姿勢などを指摘し、「住民の生命と健康を守る県政に転換することの重要性を痛感するものであり、ムダな公共事業をやめ、医療・福祉を優先する県政へ転換することを県民に訴え」「開業保険医の要求を実現させよう」とした。
 候補者の支持推薦については、この間、「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」に参加する中で、県民の共同の場として発展するよう尽力してきた経緯もふまえ、同会が擁立した田中耕太郎氏との間で、政策協定を結び支持推薦する。ただし直接的な支援活動は、有志の会で行うこととした。
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