兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年6月15日(1721号) ピックアップニュース

県知事選挙 田中耕太郎氏と政策協定 福祉医療大切にする県政に

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憲法が輝く兵庫県政をつくる会・代表幹事
田中 耕太郎氏
【たなか こうたろう】1949年生。68年滋賀県立彦根東高校卒業、74年神戸大学経済学部卒業後、尼崎民主商工会入局(82~95年同会事務局長)、95年明石民主商工会に移り09年まで事務局長、現在に至る

 協会は7月21日投開票が予定されている兵庫県知事選挙にあたって、憲法が輝く兵庫県政をつくる会(憲法県政の会)代表幹事で、知事選立候補を表明した田中耕太郎氏と、「開業保険医の重点要求(案)」の全項目について合意し、政策協定を結ぶとともに、田中氏を支持推薦することを決めた。

 知事選挙にあたって協会は、5月25日の理事会で基本方針(案)、要求(案)を、支部からの意見を受けて一部修正のうえ、承認(前号既報)。
 これを受けて6月1日、池内春樹理事長、武村義人・加藤擁一両副理事長が、田中氏に「開業保険医の重点要求(案)」を示して政策協定を要請した。
 田中氏は、「井戸県政に対する評価は一致している」「内容に、全面的に賛成する。県立こども病院のポートアイランド移転問題をはじめ、福祉医療制度の改善は重要。医療担当者の意見に耳を傾ける県政にしていきたい」などと決意を述べ、政策協定に同意した。
 池内理事長は井戸県政について、その12年間を通して、医療担当者として分析、評価した結果、県政を変えたいというのが私たちの思いだと強調した。
 田中氏が知事選挙に立候補するのは前回に続いて2回目。前回は、現職の井戸氏が108万票に対して、田中氏は49万票、得票率は31%だった。

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田中氏と政策協定を交わした(左2人目から)池内理事長、武村・加藤両副理事長

選挙活動は有志の会で
 方針では、協会としては支持推薦するものの、会員の思想信条の自由を保障する立場から、選挙活動は有志の会(憲法が輝く兵庫県政をつくる医師・歯科医師の会)で行うとしており、この間の経緯と田中氏の紹介など、月内に会員に情報を届けた上で、有志の会への賛同を呼びかけることにしている。



選挙支援は 「憲法が輝く兵庫県政をつくる医師・歯科医師の会」へ 
世話人代表  武村 義人
 知事選挙まであと一カ月あまりです。
 普段は国政の医療改悪の陰に隠れて目立ちませんが、県政が県民医療にあたえる影響は、実はきわめて大きいものがあります。
 県立病院のあり方はその一つですが、井戸現知事は、県立こども病院のポートアイランド移転問題は、「私の責任でやります」と断言しています。福祉医療の削減もひどいものです。
 また、「アベノミクス」やTPP容認、さらには原発再稼働推進などでも、県民の思いを代表するとはいえない姿勢です。
 県民医療に責任をもつ県政に転換してほしい、この思いはおそらく多くの会員の実感ではないでしょうか。
 田中耕太郎氏を応援しようと6月12日、有志で「憲法が輝く兵庫県政をつくる医師・歯科医師の会」をたちあげました。ご支援をいただける方は、ぜひご参加ください。会は、募金や弁士活動などに取り組むことにしております。何とぞご理解とご支援を賜りたくお願い申し上げます。
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