兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年11月05日(1734号) ピックアップニュース

第22回日常診療経験交流会 200人超える参加 診療の夢 分野越え交流

 日ごろの診療での創意工夫や疑問を交流し合おうと、協会は10月27日、第22回日常診療経験交流会を神戸市産業振興センターで開催した。「日常診療〜思いえがく夢〜」をテーマとし、医師・歯科医師・薬剤師、スタッフら205人が参加して、分科会や、医科・歯科・薬科交流企画などを通じて、それぞれの医院等での取り組みや研究成果を交流した。

医歯薬交流企画 「多剤投与」テーマに
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各分野から活発に意見が出された医科・歯科・薬科交流企画

 分科会では、禁煙外来症例や独居療養者への支援体制など日常診療における取り組みや、ジェネリック医薬品に関するアンケート調査結果報告、福島原発事故避難者の健診相談活動、アジアの歯科事情など19演題が発表された。
 各医院の特色あふれる多様な演題報告に、診療科や職種を越え、活発な議論が交わされた。
 医科・歯科・薬科交流企画は、「多剤投与の現状」をテーマに、兵庫医科大学内科学総合診療科の森本剛教授、伊丹市・かわむら歯科の川村雅之先生、大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能治療学教室の阪井丘芳教授(ビデオ講演)、近畿大学薬学部の松山賢治教授が、医科・歯科・薬科それぞれの立場から報告した。
 ドライマウスを引き起こすなどリスクの存在を前提に薬剤を利用しなければならないこと、患者への生活習慣の改善のはたらきかけも重要であることなどが報告され、参加者とも質疑を交わし、意見交換を行った。
 ほかにも「救急フェスタCPR講習会」や「あなたと私の展示会」、情報ネットワーク企画、医院新聞展示、ポスターセッション、県下の特産品抽選会、被災地からの手作り物品販売などが並行して開催され、好評を得た。
(11月25日号で参加記を掲載予定)
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