兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年11月15日(1735号) ピックアップニュース

燭心

 最近人混みを歩いていてふと感じたことがある。以前はすごく長身の若者が散見されたが、このところそんな感じがしない。食の欧米化でどんどん身長が伸び外国のようになっていくのかと思っていたが案外そうでもない。統計を見てもこの10〜15年ほとんど増加していない。ダイエットブーム時代の両親のため? 安全な出産のため妊婦の体重コントロールのせい? 諸説ある▼自動車もそうだ。時代とともに小型化している。経済的な問題、エコロジーの観点なのだろう。特に軽自動車が多くなったようだ。性能が良くなったのに加え、安価で普通車にない制度で運用されている。もともと普通車とは別の〝軽自動車および特殊小型自動車〟に分類され、課税額が極端に安い。売上げは今年10月は対前年度比17.4%の増加で過去最高とか。TPPで米国がこの特殊な〝軽自動車〟を目の敵にする所以▼これは重要な問題、政府も小型化されようとしている。社会保障制度改革プログラム法、社会保障における国の責任を放棄し、国民の自助、共助任せ、営利企業に市場として開放。いわゆる小さな政府では国民負担も小さくなるというが、このたびは企業活動のために国民に重税を課す。軍事は強化され、平和外交路線は想定外。自民党の〝憲法改正草案〟では国防軍が設置され、軍法会議まで想定。治安警察は強化され〝特定秘密保護法〟まで矢継ぎ早に用意されている。まさに夜警国家、いつか来た道だ(無)
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