兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2013年11月15日(1735号) ピックアップニュース

県歯科医師会と懇談 高齢者 窓口負担増反対など協力を確認 豊川会長・末瀬専務理事と意見交換

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豊川輝久県歯会長(中央)、末瀬裕一同専務理事(右2人目)と吉岡正雄(左2人目)・川村雅之(左端)各協会副理事長、鈴田明彦同理事(右端)が懇談し、一致点での協力を確認

 協会歯科部会は11月1日、県歯科医師会館で兵庫県歯科医師会と懇談。県歯科医師会からは豊川輝久会長、末瀬裕一専務理事、協会からは吉岡正雄・川村雅之各副理事長、鈴田明彦理事が出席。「保険でより良い歯科医療」運動、高齢者窓口負担増、診療報酬引き上げ、審査指導をめぐる問題について意見交換し、一致できる点での協力を確認した。
 吉岡協会副理事長は、日本歯科医師会と県歯科医師会が前期高齢者の窓口負担の1割から2割への負担増に反対し、診療報酬引き上げを求めているのは協会の主張と一致しているとし、11月23日開催の「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会の市民講座への県歯からの協賛のお礼を述べ、自治体請願などへの協力を呼びかけた。
 豊川県歯会長は、社会保障制度改革推進法では社会保障について、まずは自助で最後に公助としているが、まずは公助でなければならないとし、日歯は国民医療推進協議会として12月に東京で「国民医療を守るための総決起大会」を開催し、県レベルでも「兵庫県民の医療と福祉を守る会」で取り組みをすすめており、協会とは一致できるところでは協力したいとした。
 また、協会が近畿厚生局兵庫事務所に、新規指導に際しての新任指導医療官の高圧姿勢に対して抗議を行ったことについても意見交換。豊川会長は、新規指導は教育的であるべきであり、その旨は当局に発言しているとした。協会は指導現場での一層の対応を県歯に要請した。
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