兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2014年6月25日(1754号) ピックアップニュース

患者負担軽減・社会保障の拡充を 第46回総会を開催
京都大学iPS細胞研究所講師 櫻井英俊氏が記念講演

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(上)議事では医療・介護の改善運動強化などの方針を確認
(下)記念講演した櫻井先生

 社会保障を拡充し、平和憲法を守ろう--。協会は6月15日に第46回総会をチサンホテル神戸で開催し、会員ら159人が参加。2013年度会務報告と新年度方針案、新年度予算案を承認。新年度のスローガンとして、「診療報酬引き上げ、患者負担軽減、社会保障の拡充を」など、5項目をかかげて要求実現をめざそうなどとした。(次号に詳報掲載予定)

 池内理事長はあいさつで「国民皆保険制度が市場原理により崩壊させられようとしている今、われわれの原点である『開業医宣言』をもう一度読み返そう」と呼びかけた。
 来賓あいさつで、住江憲勇・全国保険医団体連合会会長は、医療・介護総合法案など社会保障切り捨てが進んでいることに対し、「会員一人ひとりが患者さんに訴え、世論をつくろう」と呼びかけ、藤末衛・全日本民主医療機関連合会会長は「政府は混合診療拡大で、医療を経済成長の道具にしようとしている」と批判。羽柴修・弁護士9条の会事務局長は「集団的自衛権の行使容認は憲法違反だ。絶対に阻止したい」と述べた。
 討論では、診療報酬改定や組織拡大、「保険でより良い歯科医療」運動、反原発運動、国会要請・街頭宣伝について、5人が発言した。
 最後に、「医療・介護総合法案」廃案、混合診療解禁を行わないこと、集団的自衛権行使を可能とする解釈改憲を行わないことなどを求める決議を採択した。
 記念講演では、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)で、iPS細胞を用いた臨床応用研究を行っている櫻井英俊講師が、iPS細胞を用いた筋ジストロフィーの治療研究について講演し、好評を博した。

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