兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2014年8月25日(1759号) ピックアップニュース

田村忠之先生を偲ぶ会 先生と協会の歩み振り返る

1759_6.jpg

全国から集まった参加者が思い出を語り合った

 歯科部会は7月26日に神戸別館牡丹園で、今年3月に逝去された「田村忠之先生を偲ぶ会」を行った。田村先生は、協会歯科部会長と副理事長や保団連役員をつとめ、保険医運動に大きな貢献をされた。田村先生の人柄から、兵庫協会だけでなく、保団連、東京歯科、三重、近畿ブロックの各協会などから、37人が出席した。川西敏雄副理事長が司会をつとめた。
 主催者を代表して、吉岡正雄歯科部会長が「田村先生は9年間の部会長在任中、保険・審査、指導対策、臨床・学術研究会、歯科政策と医療運動対策など多彩な活動を推進された。その間歯科会員数は400人の実増があり、2000人に手が届くところまで発展してきた。田村先生にはるかに及ばないが歯科部会を盛り上げていきたいのでご協力をお願いしたい」とあいさつした。
 献杯後、住江憲勇保団連会長、池内春樹理事長をはじめ出席者が、「包容力のある人柄で歯科部会を引っ張ってこられた」「社会保障と保険医運動に対する考え方を教え込まれた」「お酒が大好きな先生で、会議のあといっしょに飲むのが楽しみだった」など、先生との思い出を語った。また、先生の協会での足跡を辿ったスライド上映も行い、川村雅之副理事長が30年以上に及ぶ歩みをエピソードを交えて振り返った。
 加藤擁一副理事長は「集団的自衛権の行使容認、医療・介護総合法など大変な時代になったが、このままではいけない。田村先生の遺志を継いで、保険医協会の原点に立ち返り、運動を強めよう」と謝辞を述べた。
 最後に、ご遺族の田村彰浩様に記念品と感謝状の贈呈が行われ、終了した。
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方