2014年10月15日(1764号) ピックアップニュース
会員意見実態調査結果
7割が今次改定に不満 [4]診療報酬改定(歯科)
「今回の診療報酬改定に対する評価」について、「おおいに満足」、「満足」は0%、「満足でも不満でもない」30.7%、「不満」48.0%、「おおいに不満」20.0%と、7割が今次改定に対し不満を表明している(図1)。
「改定前と比べた請求額」については、「かなりプラス」9.3%、「ややプラス」0%、「変わらない」45.3%、「ややマイナス」36.0%「かなりマイナス」4.0%、と、プラスは1割に達せず、マイナスが4割に上り、消費増税補填分で名目プラス改定の実感はほとんど得られていない(図2)。
改定により新設された施設基準で「届け出た」との回答は、「CAD/CAM冠」48.0%、「歯科口腔リハビリテーション料2(歯リハ2)」18.7%、「在宅かかりつけ歯科診療所加算」2.7%だった。
手術前の点数引き上げ、医科点数に歯科と連携した時の加算が新設された「がん患者等の周術期の口腔機能管理」について、「積極的に連携して取り組んでいる」は、わずか6.7%、「今後連携して取り組みたい」も26.7%にとどまっている。
「歯科訪問診療」について、「実施しており続ける予定」は33.3%で過去2回の調査と比較して下回っているが、「実施していないが要請があれば検討」は28.0%と比較的高い割合となっており、誤嚥性肺炎の予防として口腔ケアが重視されるなど、超高齢化で高まる歯科訪問のニーズに応える構えがある一方、同一建物内で診療人数と時間によって点数が引き下げられた影響もあって、歯科訪問診療の実施が増えていない実情が伺える。
「今回の改定で貴院で影響が大きいと思われる項目」(5つまで)について上位から、「初・再診料の消費税率引き上げ分の点数上乗せ」74.7%、「歯科疾患管理料における2回目以降の文章提供時期の要件見直し」68.0%、「義歯管理の再編・義調の包括、歯リハ1の新設」40.0%、「周術期の口腔機能管理における手術前点数の引き上げと医科点数への歯科医療機関連携加算の新設」38.7%、「CAD/CAM冠の新設」36.0%、「金パラ価格の引き上げ」34.7%などだった(表1)。
「レセプトの請求方法」では、「レセコン使用で紙レセプト請求」34.7%、「手書きレセプト請求」4.0%と、オンラインや電子媒体請求に切り替えていない医院が約4割ある。
「改定前と比べた請求額」については、「かなりプラス」9.3%、「ややプラス」0%、「変わらない」45.3%、「ややマイナス」36.0%「かなりマイナス」4.0%、と、プラスは1割に達せず、マイナスが4割に上り、消費増税補填分で名目プラス改定の実感はほとんど得られていない(図2)。
改定により新設された施設基準で「届け出た」との回答は、「CAD/CAM冠」48.0%、「歯科口腔リハビリテーション料2(歯リハ2)」18.7%、「在宅かかりつけ歯科診療所加算」2.7%だった。
手術前の点数引き上げ、医科点数に歯科と連携した時の加算が新設された「がん患者等の周術期の口腔機能管理」について、「積極的に連携して取り組んでいる」は、わずか6.7%、「今後連携して取り組みたい」も26.7%にとどまっている。
「歯科訪問診療」について、「実施しており続ける予定」は33.3%で過去2回の調査と比較して下回っているが、「実施していないが要請があれば検討」は28.0%と比較的高い割合となっており、誤嚥性肺炎の予防として口腔ケアが重視されるなど、超高齢化で高まる歯科訪問のニーズに応える構えがある一方、同一建物内で診療人数と時間によって点数が引き下げられた影響もあって、歯科訪問診療の実施が増えていない実情が伺える。
「今回の改定で貴院で影響が大きいと思われる項目」(5つまで)について上位から、「初・再診料の消費税率引き上げ分の点数上乗せ」74.7%、「歯科疾患管理料における2回目以降の文章提供時期の要件見直し」68.0%、「義歯管理の再編・義調の包括、歯リハ1の新設」40.0%、「周術期の口腔機能管理における手術前点数の引き上げと医科点数への歯科医療機関連携加算の新設」38.7%、「CAD/CAM冠の新設」36.0%、「金パラ価格の引き上げ」34.7%などだった(表1)。
初再診料・基礎的技術料の引き上げ切実
「今後改善してほしい歯科診療報酬」(複数回答)について上位から、「初診料・再診料の点数引き上げ」86.7%、「基礎的技術料の引き上げ(歯周治療、根管治療、有床義歯など)」81.・3%、「有床義歯における調整料の評価復活」72.0%、「金パラ材料価格設定の見直し」53.3%、「クラウン・ブリッジ維持管理料など成功報酬の廃止」40%などだった(表2)。「レセプトの請求方法」では、「レセコン使用で紙レセプト請求」34.7%、「手書きレセプト請求」4.0%と、オンラインや電子媒体請求に切り替えていない医院が約4割ある。