2014年12月15日(1770号) ピックアップニュース
燭心
アベノミクス選挙と総理は言うが、大義のない選挙である。選挙で使われる国民の血税600億円を医療費に回してもらいたい▼消費税増税分は福祉目的に使うと喧伝したにもかかわらず、5兆円の増税分は、たった0.5兆円しか医療福祉の充実に使われず、法人減税の穴埋め、無駄な公共事業に使われた。不況時に増税して、経済が好転したことは歴史的に1回もない。円安で輸入品の物価が上がり、給与は増えていない。消費は低迷している。まず減税して国民の懐を豊かにすべきで、本末転倒アベコベミクスと人は言う。株価のみ上昇する格差社会となっている。このまま安倍内閣が続くと、とんでもないことが起こる▼安倍内閣にとって景気のことより、日本を戦争ができる国にすることが最大目的であると喝破される。政治の流れを変えよう▼小選挙区制では立候補者の顔はよく分かるが、多数の死票を生み民意を十分反映できない。数理経済学のゲーム理論から発展し、政治学の理論「デュヴェルジェの法則」によると、一つの選挙区でn人の議員を選ぶ場合n+1の政党しか長期的には存続しない。2大政党制という安定した(?)政治になるというが、この20年間で20以上の政党が第3極として、雨後の筍のように野合乱立し、4年以上存続しているのは民主党だけである。例外として公明党は自民と連立し、共産党は比例代表として増加している。自民党の悪政を断ち切るつもりで選挙に臨もう(鼻)