2015年6月25日(1786号) ピックアップニュース
NPT再検討会議NY行動 参加記 ニューヨークで 核廃絶をアピール
須磨区・歯科 坂口 智計
633万筆の核廃絶署名を提出(日本原水協提供)
日本原水協代表団主催のNPT(核不拡散条約)・ニューヨーク行動に、4月26日〜30日の短期間でしたが参加しました。
26日に開催された「PEACE&PLANET国際共同行動のパレード」には、主催者発表で1万人が参加されたそうです。しかし、私はそのパレードの終わったころに、ようやくニューヨークにたどり着き、地下鉄を乗り継いで宿のあるセントラルパーク近くを、グーグルマップを頼りに徒歩で移動中でした。
同日、国連本部近くのハマーショルド広場で、山積みされた「核兵器全面禁止のアピール」署名を、第9回NPT再検討会議のタウス・フェルーキ議長とアンゲラ・ケイン国連軍縮担当上級代表に提出し、代表団最大の目的を果たしました。その数633万6205人分にもなります。
署名目録を受け取ったケイン上級代表は「署名を届けてくれたことに感謝します。とても心強いです。核軍縮は正しいことです。そして、可能なことなのです」と、フェルーキ議長は「正しい目的に向かって正しいやり方で活動している。核軍縮は政府だけですることではありません。市民一人ひとりの行動があってこそ実現できます。署名は自分自身の意志を表明することができるものです」と、私たちの努力を高く評価しました。
その翌日以降も現地で、日中はセントラルパークで、現地に在住している方に片言の英語を駆使して署名活動を行ったり、各種の集会に参加したり、夜は他府県の労働組合の方たちや医療関係者の方たちと会食をしたり、それでも話し足りない時はそのまま部屋でさまざまな議論をしました。
4月28日には医療関係者の集いが行われ、現オバマ大統領の肝いりで行われているオバマケアについても詳しく聞けました。オバマケアは、補助金により低所得者層も健康保険に加入させる制度ですが、民間保険への加入を義務付けるもので、日本の国民皆保険制度とはかけ離れたものだと分かりました。