兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2015年7月05日(1787号) ピックアップニュース

沖縄の民意無視の新基地建設ストップへ
「辺野古基金」ご支援ください 月刊保団連7月号に振込用紙を同封

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募金は、郵便振替口座00910-2−150366兵庫県保険医協会まで。振込用紙を月刊保団連7月号に同封します。お問い合わせは、電話078-393−1807栗山まで

 安倍政権が沖縄県民の民意を無視して辺野古新基地建設を強行していることに対し、沖縄の声を国内外に発信するため「辺野古基金」が4月に創設された。兵庫協会は理事会で会員に協力を呼びかけることを決定し、設立趣意書と振込用紙を月刊保団連7月号に同封することとした。沖縄協会の仲里尚実会長、兵庫協会の樫林義雄理事の呼びかけ文を掲載する。

辺野古基金にご協力を
沖縄県保険医協会会長  仲里 尚実
辺野古での座り込みと海上での抗議行動
 政府は辺野古のボーリング調査を強行し続けている。直接対峙する海上での抗議のカヌー隊やゲート前で座り込む市民の集団は、一見巨大な政府権力の〝実力〟の前にはか細く見える。「行っても何も変わらないよ」と他人事のように言う人も多い。しかしガンジーやキング牧師も最初から大きかったわけではない。それでも間違いなく後の巨大な、国を動かす力の源となった。辺野古での抗議の市民がまさにそれである。
 「弾圧は抵抗を呼び、抵抗は友を呼ぶ」(故瀬長亀次郎・米軍占領下の那覇市長)が証するように、県外からの支援者が辺野古(名護市)、高江(東村)に駆けつけ座り込み、カヌーで海保と対峙している。最前線に立つということは、立ちたくても立てない人々をも励ます。そして世論が動き政治を動かす。一日だけ、いや一時間だけでも機会を見つけて辺野古を見に来てほしい。
5・17県民大会

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沖縄県民大会(5月17日)でアピールする仲里先生

 去る5月17日、那覇市の沖縄セルラースタジアムでの「戦後70年 止めよう辺野古新基地建設! 沖縄県民大会」が開催され、3万5千人余が結集した。
 翁長雄志知事は訴えた。「沖縄は自ら基地を提供したことは一度もない。米国に銃剣とブルドーザーで強制的に接収され、今日に至っている。自ら奪い、普天間基地が老朽化したから、世界一危険になったから、新辺野古基地に移設する。嫌なら沖縄側が代替案を出せと言う。この考え方のどこに自由と民主主義、人権という価値観を共有する国々との約束を実現する資格があるのだろうか」。
辺野古基金へご協力を!
 4月に辺野古新基地建設阻止の活動強化のための「辺野古基金」が創設された。共同代表は9人で沖縄政財界の重鎮以外に宮郫駿、佐藤優、鳥越俊太郎、石川文洋、菅原文子(故文太氏の妻)が名を連ねている。1年間で3億5千万円の寄付を集める目標であったが、6月23日までに、すでにそれを上回る金額が集まった。件数および金額の7割が沖縄県以外からのものだと報告された。
 今、普天間基地撤去・辺野古新基地建設反対の声と運動は〝オール沖縄〟を超え〝オールジャパン〟に変化しつつある。県内では80%近くが辺野古基地建設反対の声となり、国内でも反対が賛成を10ポイント超えるようになっている。
 基金は日本国内の新聞・米国紙への意見広告、県内での新基地建設を断念させる活動の前進を図るために使われる。ぜひご協力をお願いしたい。
沖縄の人たちを募金で支援しよう
理事  樫林 義雄
 辺野古の海を訪れたとき、その美しさに感動しました。その海に米軍基地を建設するのは許し難いです。沖縄の人たちに本土にいる私たちが何かできるか考えたら、この辺野古基金への募金しかないと思い立ちました。
 私の医院の待合室にも辺野古基金の趣意書を拡大コピーして張り、患者さんに訴えています。皆さんも協力しましょう!
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