兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2015年9月15日(1793号) ピックアップニュース

燭心

 今年の夏は予想に反し猛暑が続いた。かつて関西電力は、夏はエアコン使用のピーク時に電力不足で停電になるやもしれないと使用制限を呼びかけていた。しかし猛暑が続いた8月初旬、電力需要は80%台であった▼近畿圏内の原発稼働は「0」であるが、電力不足に陥っていない。これは何を意味するか? 原発なしでも電力は十分賄えることを実証した。皮肉にも夏の日照りの時は太陽光によって補完できるではないか。県内には多数の溜め池があり、ここに太陽光パネルを作ると高温になり過ぎず発電効率が良い。それは加西市で実証済み。再稼働の口実がもうなくなった▼それでも一部の似非 えせ 学者・御用学者は、太陽光は効率が悪く頼れない、原発を推進すべきと言っているが、こういう国民を愚弄した悪質な詭弁はもう通らない。再稼働したがっている者の本音は、日本は核兵器をいつでも作る能力があると国内外へ誇示したいのであろう。太陽光で得た電力を、水素変換や揚水発電を組み合わせれば蓄電でき、永遠に安いクリーンエネルギーが手に入る。国は原子力技術を残したい、海外へ売り込みたいという下心があるが、国民を騙し切れないところまで追い詰められている。情報開示したら嘘が露見する▼安倍内閣の戦争法も憲法違反であるのは国民から見抜かれている。「民は由らしむべし、知らしむべからず」はインターネットの普及した今日、詭弁を ろう しても無駄である。国民はそれほど馬鹿でない(鼻)
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