2016年2月15日(1805号) ピックアップニュース
景品付きクイズチラシ 第1シーズン終了
反響ぞくぞく 「3割負担が負荷」「医師を増やして」 応募総数 過去最高の5700件に
5700通超の応募から担当役員が厳正に当選者を抽選(2月10日)
クイズの内容は、「患者負担が一番高い国は?」「医療費が一番高い国は?」「臨床医師数が最も少ない国は?」の3問で、それぞれヨーロッパなどの先進国と日本を比較したもの。患者が支払う窓口負担は日本が先進国で一番高いが、国が医療にかけるお金は一番少なく、医師数も少ないことを知ってもらうことがねらい。ヒントを読めば正解が分かるように工夫されており、正解率は9割以上となっている。
チラシの「ご意見」欄には応募者から多数の感想が記入されており、窓口負担の引き下げや診療報酬引き上げを望む意見などが寄せられている。
景品付きクイズチラシは、2005年に第1回を行って以来、毎回好評で、2012年からは年間2回実施に増やしてきた。医療機関からの情報発信として企画し、患者・市民に楽しみながら情報を知ってもらえるのが魅力。
取り組んだ会員医療機関にも、図書カードや抽選での旅行券のプレゼントがあり、「職員旅行の一部にあてました」など歓迎されている。
寄せられたご意見
〝窓口負担引き下げて〟
「ご意見」欄に寄せられた声の一部を紹介する。・日本の医療費が少ないのは意外でした。それだけ医師や病院の数が足りていないということなのでしょうか。
(加古川市・30歳)
・3割の負担がとても重荷に感じられていたので腑に落ちました。本当にぎりぎりのところにならないと自分は医者にはかかりません。
(宝塚市・38歳)
・日本の医療制度はすばらしいものだと思っています。しかし北欧や欧州に比べると、なぜこんなに負担するのだろうと思います。
(東灘区・33歳)
・自己負担が重くて、受診を控えてしまいます。保険で良い入れ歯をつくっていただきたいです。
(明石市・71歳)
・日本の医療費が先進国とは言いにくいことを知り、愕然としました。厚労省は診療報酬を適正に引き上げ、患者負担が無料になるように危機感をもって取り組むべきだと思います。
(垂水区・58歳)
3月から第2シーズン開始
グッズをご注文ください
応募箱やポスター、応募用紙がセットになったクイズチラシグッズを用意している。ぜひお申し込みいただきたい。
※クイズチラシグッズはお申し込みいただいた会員にお届けします。申込用紙は2月下旬に、ファックスで送信予定です。
ご注文は協会事務局電話078-393−1807、FAX078-393−1820まで