2016年4月05日(1810号) ピックアップニュース
新たな 「ストップ!患者負担増」署名全国で大きく広げよう!!
3・17中央要請行動
負担増計画を知らせ、署名を集めようと発言する加藤副理事長
厚労省(1.手前)と懇談、中野(2.左)・堀内(3.左2人目)・山下(4.左)各議員に要請
あわせて行った中央要請行動では、患者負担増計画の中止などを兵庫県選出の国会議員に要請し、歯科技工問題について厚生労働省と意見交換を行った。
兵庫協会から吉岡正雄・加藤擁一両副理事長、福田俊明理事、「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会から雨松真希人世話人(歯科技工士)が参加した。
署名キックオフ集会は、全国から110人が参加し、各協会の署名目標や取り組みの具体的工夫を交流した。
加藤副理事長が、兵庫協会のアンケートで署名の存在そのものを知らない会員が多かったことから、宣伝を広げ、会員参加率を高めることが大切と強調し、署名を集め、大きな運動としようと発言した。
歯科技工問題の改善求める
厚労省と意見交換
厚労省との意見交換には、兵庫協会のほか、保団連から宇佐美宏歯科代表が出席。厚労省からは保険局医療課課長補佐の小椋正之氏、医政局歯科保健課歯科衛生課長の大平貴士氏、同歯科口腔保健専門官の高田淳子氏が出席した。
協会は「保団連近畿ブロック歯科技工所アンケート」をもとに歯科技工士の窮状を示し、改善を要請。厚労省は、アンケートの「データは参考にしたい」とし、「歯科技工士は歯科医療の担い手として大事」「日本歯科技工士会の調査でも低賃金・長時間労働である」と認めた。
負担増中止など3議員に要請
国会議員への要請では、中野洋昌(公明)・堀内照文両衆議院議員(共産)、山下芳生(共産)参議院議員が面談に応じた。中野議員は「(患者負担が増え)苦しい状況は重々承知している」などとし、5月に協会で行われる歯科技工問題を考える懇談会へ出席すると回答した。
堀内議員は、歯科技工問題について「引き続き実態を突きつけていきたい」とした。
山下議員は、TPPについて「今国会での批准を許さないため、ともにがんばりたい」と述べた。