兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

兵庫保険医新聞

2016年5月15日(1813号) ピックアップニュース

4・21中央要請行動
熊本地震での医療費免除を要請

1813_07.jpg

堀内(1.左)・大門(2.左)・山下(3.右)各議員に要請する加藤理事(1.右)

 協会・保団連は4月21日、中央要請行動を実施し、「ストップ! 患者負担増」請願署名の紹介議員となることの要請や、熊本地震での医療費免除措置の実施などを求めた。兵庫協会から加藤隆久理事が参加し、兵庫県選出の国会議員に要請を行った。

堀内・大門・山下各議員に要請
 堀内照文衆議院議員、大門実紀史・山下芳生両参議院議員(共産)が面談に応じた。
 加藤理事は協会が行った「受診実態調査」で、5年前の前回調査よりも治療中断が「あった」と答えた医療機関が10ポイント上昇したことを紹介。歯科では「痛みが取れたら治療に来なくなる」などの事例が多く、医科では慢性疾患の治療中断が多いとした。
 堀内議員は、「神戸新聞で受診実態調査の記事を読みましたが、深刻ですね」と応じ、「ストップ! 患者負担増」請願署名の紹介議員となることを快諾した。熊本地震については、災害対策特別委員会で要請を反映させていきたいとした。
 大門議員は、「共産党は患者負担増に反対の立場」「現在の負担が患者さんにとっていかに高いか、厚労省が分かっていない」と、厚労省を批判した。
 山下議員は熊本地震について、激甚災害への指定を速やかに行うよう、共産党としても訴えていくと述べた。受診実態調査結果については、不景気による国民生活の悪化と重なり「政治の大問題だ」とした。
TPP批准阻止へ院内集会を開催
 同日に「TPPを批准させない4・21院内集会」が開催され、250人以上が参加した。TPP批准阻止アクション実行委員会が主催したもので、原中勝征氏(前日本医師会会長・TPP阻止国民会議代表世話人)が冒頭にあいさつし、「オールジャパン平和と共生」運営委員の植草一秀氏が「いのちとくらしを蝕むTPP」とのテーマで、ミニ講演を行った。
バックナンバー 兵庫保険医新聞PDF 購読ご希望の方