2016年6月05日(1815号) ピックアップニュース
第6回歯科技工問題についての懇談会
歯科技工への適正な評価求める
若手の技工士からも忌憚ない意見が交わされた
この懇談会は歯科医師と歯科技工士が共同する立場で、歯科医療を良くするために交流をはかることを目的に開催され、国会議員にも出席を要請している。
「保団連近畿ブロック歯科技工所アンケート」調査結果を、加藤擁一世話人(協会副理事長)が報告し、歯科技工士の長時間・低報酬の現状を明らかにした。厚労省との意見交換をふまえた今後の提案について、歯科技工士の雨松真希人世話人が報告。適正な価格が歯科技工士に配分される仕組みが必要であり、政治にも歯科技工問題の解決を働きかけることが大切とし「歯科技工の適正な評価」「歯科医療の予算拡大」などを訴えた。
歯科技工士に光を当てていかないといけないと語る中野議員
井坂議員は、「国会で厚労省が、歯科技工士の技術が低いから技工料金が安いというひどい答弁だったのを、技術の問題ではないと問うた。(「保険でよい歯科医療を」全国連絡会の政党要望書案について)党のマニフェストに盛り込む」とした。
堀内議員は、「7:3大臣告示に見合う報酬が得られるよう環境を整えることは政治の責任。現状解決に向けて与野党問わず同じ考えだと思うので力を合わせて頑張りたい」とした。