2016年6月25日(1817号) ピックアップニュース
審査対策学習会に190人 コンピューター審査の強化進む
支払基金の審査がどうなっているのか、参加者は熱心に聞き入った
南氏は、レセプト・カルテの電子化が進んだことにより、併算定できない診療行為や、他の診療行為に包括されるような診療行為のミスのチェック、傷病名と医薬品の適応との対比などが容易になっていることなど、コンピューターによるチェックの寄与率が向上していると説明。あわせて、基金職員は本部・支部での研修を通じて医学知識の充実が求められていると述べた。
いわゆる「支部間格差」については、現状でも査定の基準が完全に統一されているものではなく、医学的判断について地域差や支部差が存在していると指摘した。
査定対策について、病名の不備を翌月請求分から必ず訂正すること、同じような査定を繰り返さないことを心がけるとともに、納得のいかない・疑問の残る査定については、再審査請求することが重要だと強調した。