兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2016年11月25日(1831号) ピックアップニュース

「院長夫人」懇談会を初開催
開業医のパートナーとしての思いや悩みを交流

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参加者に、自身の経験をもとにアドバイスを行う永野先生(中央)

 税務経営部は10月27日、「院長先生を夫に持つみなさまのための懇談会〜開業医の"パートナー"の役割を見つめ直す〜」を協会会議室で開催。「院長夫人」を対象とした企画は初めてだったが、県下各地から定員を上回る38人が参加した。
 自身が「院長夫人」である永野光氏(奈良県香芝市・永野整形外科クリニックヘルプデスク、㈱クリニックイノベーションサポート代表)が講演し、「スタッフが急に辞めてしまう」「クリニック内の人間関係」など、自身のクリニックでの経験を紹介。
 スタッフそれぞれの成長ステージを考慮した接し方や環境作りについてアドバイスし、気がついたらまず自分から動く「率先垂範力」、楽しくがんばる仲間を作る「周りを巻き込む力」などを「身につけてほしいマネジメントの力」として紹介した。
 講演後、診療科ごとに5〜7人のグループに分かれ、悩みや思いを交流。交流・質疑応答が大変盛り上がり、予定時間を大幅に超過して終了した。

院長先生を夫に持つみなさまのための懇談会 [感想文] 先輩たちのアドバイスに感謝
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少人数のグループに分かれての意見交換が大いに盛り上がった

 参加した、尼崎市・ひのうえ皮フ形成外科クリニック、樋上佳絵氏の感想を紹介する。

 講師としてお話しくださった永野光さんの接遇のセミナーに、9月に出席させていただいたばかりですが、今回、協会で院長夫人としてのお話が聞けるとのことで、ぜひ伺いたいと思い、参加いたしました。
 私の主人の開業は始まったばかりで、現在8カ月になりますが日々悩みながら過ごしています。今回の懇談会では、永野さんが永野整形外科クリニックでご苦労なさったことを包み隠さず話してくださいました。
 また、スタッフへの関わり方でとても素敵な工夫をされており、本当に努力をされているのを感じ、私も見習いたいと感銘を受けました。
 また、グループ討議も設けられており、5〜6人の院長の奥さまのお話を聞くことができました。それぞれの奥さまがいろいろな経験をお持ちで、どのように対処し、進めているかをくわしく話してくださいました。また、私からお尋ねしたことも、ていねいに教えてくださいました。
 私が感じている院長夫人業は、黙々とストレスに耐えながら自分自身が正しく振る舞えるように、と心がけているのですが、理不尽に思うことも多々あります。そんな中、このような機会を設けてくださった保険医協会さん、永野光さん、グループでお話ししてくださった先輩方に心から感謝いたします。
 本当にありがとうございました。
【尼崎市・ひのうえ皮フ形成外科クリニック 樋上 佳絵】
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