2017年4月15日(1843号) ピックアップニュース
「保険で良い歯科」実現へ
1万筆目標に署名スタート!
協会は4月から「いつでも、どこでも、だれもが、お金の心配をせず『保険で良い歯科医療』の実現を求める請願署名」に取り組む。請願内容は、誰もがお金の心配をせず、安心して歯科治療が受けられるよう、窓口負担の軽減、歯科治療の保険範囲の拡大、歯科医療費の総枠拡大を求めるもので、1万筆が目標。来年度の診療報酬改定に向けて歯科医療費の総枠拡大を実現するために、第一次締め切りを5月末とし、6月の国会要請行動で提出する。それ以降も運動を続け、秋の臨時国会にも提出する。最終締め切りは11月末までの予定。
歯科医療費の総枠拡大めざし
口腔の健康は全身の健康と深く関係しており、歯科治療をすることで生活習慣病の改善につながるなど、歯科医療の役割は健康長寿社会に向けてますます重要になっています。しかし、格差と貧困の拡大を背景に経済的理由による早期受診や治療継続の困難が増え、全世代で口腔の健康悪化や口腔崩壊に至る事態も広がっています。健康格差は口腔内でも見られ、世帯年収が少ないほど健康診断の未受診や歯の本数が少ないことや、所得や教育歴の地域格差が虫歯の本数の違いに現れるということを、日本老年学的評価研究などが明らかにしています。
経済格差を原因とする健康格差を是正するためには、窓口負担の軽減と歯科治療の保険範囲の拡大が求められます。
また、長年にわたる低医療費政策により、歯科医院の経営も厳しく、歯科技工士による補綴物製作や歯科衛生士が担う口腔ケアの評価も低く抑えられています。とくに長時間低賃金労働が深刻な歯科技工士の離職率は20歳代で8割に上り、このままでは、超高齢社会で需要が増大する補綴物を製作する担い手がいなくなってしまい、患者・国民に良質な歯科医療を提供することが困難になりかねません。
歯科医療従事者の評価を高めるためには、来年度の診療報酬改定で診療報酬の大幅引き上げによる歯科医療費の総枠拡大を実現することが求められます。
窓口負担の軽減、保険範囲の拡大、歯科医療費の増額という署名項目は、誰もが理解していただける内容です。歯科はもとより医科の会員の皆さまも、まずはご自身、ご家族、従業員を含めて署名いただいた上で、窓口に置かれて患者さんへの呼びかけをお願いいたします。
※署名とリーフレットは歯科会員にはすでに郵送し、医科会員には月刊保団連同封で5月上旬に順次発送いたします。署名付きポケットティッシュもございます。追加注文も随時無料で受け付けております。ご注文は電話078-393−1809歯科部会まで
歯科医療費の総枠拡大めざし
署名にご協力ください
歯科部会長 吉岡 正雄
口腔の健康は全身の健康と深く関係しており、歯科治療をすることで生活習慣病の改善につながるなど、歯科医療の役割は健康長寿社会に向けてますます重要になっています。しかし、格差と貧困の拡大を背景に経済的理由による早期受診や治療継続の困難が増え、全世代で口腔の健康悪化や口腔崩壊に至る事態も広がっています。健康格差は口腔内でも見られ、世帯年収が少ないほど健康診断の未受診や歯の本数が少ないことや、所得や教育歴の地域格差が虫歯の本数の違いに現れるということを、日本老年学的評価研究などが明らかにしています。経済格差を原因とする健康格差を是正するためには、窓口負担の軽減と歯科治療の保険範囲の拡大が求められます。
また、長年にわたる低医療費政策により、歯科医院の経営も厳しく、歯科技工士による補綴物製作や歯科衛生士が担う口腔ケアの評価も低く抑えられています。とくに長時間低賃金労働が深刻な歯科技工士の離職率は20歳代で8割に上り、このままでは、超高齢社会で需要が増大する補綴物を製作する担い手がいなくなってしまい、患者・国民に良質な歯科医療を提供することが困難になりかねません。
歯科医療従事者の評価を高めるためには、来年度の診療報酬改定で診療報酬の大幅引き上げによる歯科医療費の総枠拡大を実現することが求められます。
窓口負担の軽減、保険範囲の拡大、歯科医療費の増額という署名項目は、誰もが理解していただける内容です。歯科はもとより医科の会員の皆さまも、まずはご自身、ご家族、従業員を含めて署名いただいた上で、窓口に置かれて患者さんへの呼びかけをお願いいたします。
※署名とリーフレットは歯科会員にはすでに郵送し、医科会員には月刊保団連同封で5月上旬に順次発送いたします。署名付きポケットティッシュもございます。追加注文も随時無料で受け付けております。ご注文は電話078-393−1809歯科部会まで