2017年5月15日(1845号) ピックアップニュース
4・20中央要請行動
介護保険改悪法案の衆院通過に抗議
署名3154筆を国会へ提出
中野洋昌(上右)・堀内照文(下中央)両衆議院議員に要請する吉岡正雄副理事長(下右)、加藤隆久理事(上左)
中野洋昌(公明党)・堀内照文(日本共産党)両衆議院議員が面談に応じた。
中野議員は、「介護保険法の衆院通過は申し訳なかった。健康寿命を高めるために歯科医療は重要だということはよく分かっている」とした。
堀内議員は、介護保険法改悪について、厚労省は「今回の改正は、介護のあり方、福祉のあり方を根本から変えるものだ」として「我が事、丸ごと、地方共生」のフレーズをくり返し、重要改正だからと審議していたにもかかわらず、実際には森友問題の質問を口実に、審議打ち切りで強行採決した。法案審議を軽視する国会運営だったと与党を批判。介護「卒業」に目標を定め、不達成の事業者にペナルティーを与えることで、より一層現場での介護「追い出し」が加速すると危険性を指摘し、請願署名の紹介議員を引き受けた。また、個別指導をめぐる問題についても意見交換した。
介護保険法改悪に反対する国会内集会
同日には介護保険法改悪法案の参院での徹底審議および廃案を求め、保団連と中央社保協が合同で「介護保険法『改悪』に反対する国会内集会」を議員会館で開催。全国から200人が参加した。保団連の住江憲勇会長が「社会保障の根幹に影響を及ぼす31本もの法案を、衆院厚労委員会のわずか4回の審議で打ち切り、採決を強行するのは許されない。議員の審議権をはく奪し、地方公聴会も省略されたというのは国会の自殺行為に等しく、安倍政権の強権政治ぶりが出ている。あらゆる行動で廃案にしよう」と呼びかけた。
元町大丸前で街頭宣伝
患者負担増ストップ!保険で良い歯科実現を
マイクをにぎり、署名への協力を訴える西山理事長
白衣姿でマイクを握り、通行人に「これ以上の負担増は許されない」「保険で受けられる歯科治療を増やすため、署名にご協力を」と訴え、「医療・介護の負担増の中止を求める」請願署名69筆、「保険で良い歯科医療の実現を求める」請願署名42筆の協力を得た。署名に応じた市民からは「負担が重くなると生きていけない」「歯科治療は費用が心配で受診しづらい」など、切実な声が寄せられた。