2017年7月25日(1852号) ピックアップニュース
「糖質制限とカロリー制限」に200人超
診療内容向上研究会が好評!
糖尿病の食事療法における糖質制限の有効性が報告された
山田悟先生は、これまで日本の糖尿病食事療法はカロリー制限をゴールデンスタンダードとしてきたが、研究の蓄積の中で、カロリー制限は糖尿病の食事療法として不適切であることが明らかになっており、糖質制限のほうが有効性のエビデンスが示されていると報告した。
糖尿病の食事療法において重要な食後血糖値のコントロールについて、食後血糖値は、脂質やタンパク質、食物繊維の摂取により抑制することができ、カロリー制限によってそれらを摂取しないことは、逆に食後の高血糖を誘発してしまうと指摘。糖質を制限することによってのみ、食後血糖値を抑制することができるとした。
またカロリー制限食は、長期的な健康リスクとして骨密度や筋肉量の低下が見られるため、非肥満の方には特に勧めるべきではないとし、一方糖質制限食については、体重の減量効果や脂質の代謝改善、頸動脈の壁容量の減少、糖尿病患者の血糖改善などにおいて有効という研究を紹介した。
聞けなかった講演は紙面・DVDでも
診内研は、研究会活動の柱として、保険診療内容の充実・向上のため、保険医クラブ時代の1964年から毎月開催してきた。
参加できなかった会員の先生に向け、講演の模様は、本紙でお知らせするとともに、講演DVDも作成している。
次回の診内研は...
兵庫県におけるマダニ刺症とダニ媒介性感染症
日 時 | 8月19日(土)17時〜 |
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会 場 | 協会5階会議室 |
講 師 | 兵庫医科大学皮膚科学講座 准教授 夏秋 優先生 |
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電話078-393−1803まで |