2017年9月05日(1855号) ピックアップニュース
「しんりょうほうしゅう(診療報酬)って、なーに?」
「クイズで考える日本の医療2017秋」いよいよ10月スタート!
今シーズンのクイズチラシ(イメージ)
「診療報酬とは?」患者さんに知らせる
「クイズで考える日本の医療」は、多忙な医師・歯科医師に代わり、クイズで日本の医療問題を患者さんに知らせ、考えていただく大型宣伝活動です。昨年秋には過去最高の7千本を超える応募をいただくなど、大変好評をいただいています(表1 直近の応募数)。2017年春の企画では77医療機関で当選者が出ました。表2は、当選者のあった医療機関のうち、保険医新聞で医院名を公表してもよいと承諾いただいた医療機関の一覧です。
今シーズンのテーマは「診療報酬」で、10月開始に向け準備中です。保険で良い医療を実現するためには、診療報酬の引き上げが必要という私たちの願いを伝えるものにしています。
正解者の中から抽選で、地元のグルメ商品(5000円相当)が当たります。クイズは、ヒントを読んでいただくことが目的ですので、お読みいただければ正解が分かるようにしています。患者さんに、クイズチラシ裏面の応募用紙に記入のうえ応募箱に投函していただき、医療機関からまとめて協会まで送付していただく方式です(費用はすべて協会負担)。
当選確率もUP!50本に1本に
従来の当選本数は100本でしたが、今回は、応募50本につき1本の当選に引き上げました。50本以上応募の医療機関には、必ず1本以上の当選が出ます。50本以下の応募も、もちろん抽選対象で、50本以下の応募をまとめた中からの抽選となります。昨年並みに7000本の応募があれば、当選総数は140本で、これまでよりも4割も拡大します。
クイズグッズは、ご注文いただいた会員様へのお届けとなります。ぜひクイズグッズをご注文ください。
前回クイズに寄せられた声
「高齢者泣かせ許されない」
前回のクイズ・2017春「高齢者泣かせの医療改革ってどーよ?」に寄せられた声を紹介する。クイズは、高額療養費制度の患者負担上限額引き上げや介護保険の負担引き上げなど、政府が計画する高齢者の自己負担引き上げの医療・介護「改革」の問題点について紹介したもの。・親を見ていて通う病院が増えてきてどの病院も医療費が高いので通院するのが大変そうで、お金がないからすぐには行けないので、もう少し安ければ助かると思います。
(西区・66歳)
・社会保険家族から後期高齢に移った人の保険料が10倍になると知って驚きました。今回のような情報をもっと発信していただけたら嬉しいです。
(明石市・34歳)
・国は医療に対する根本的な政策がなく、自助に重点をおきすぎている。共助・公助にシフトすべきである。
(北区・38歳)
・高齢者泣かせの医療改革は、許されないものだと思います。病人を所得によって区別することに、私は反対します。兵庫県保険医協会の活動に賛同します。住みよい日本になることを願っています。
(宝塚市・70歳)
・高齢者世代や子育て世代にもっと税金を使ってほしいです。私たち子育て世代、子どもたちの医療費はかかりませんが、自分たちが病院に行きたくても行けないし治療できない人が周りにたくさんいます。本当に厳しいです。大企業や高額納税者がたくさん出すべきです。
(伊丹市・33歳)
・高齢者の方も大変でしょうが、私たち現役世代も経済面など大変であることを忘れないでほしい。高齢者ばかり救済するのではなく、現役世代のこともしっかり考えてください。
(西宮市・39歳)
・何気なく聞き流していたニュースでしたが、こんなにも負担が増えることを改めて知り、驚きと共に将来が不安になりました。考えさせられる内容でした。
(垂水区・67歳)
・いくら高齢者が増加すると言っても、なんでもUPはしんどいです。不安で入院もできません。今回のクイズでよく分かりました。病気になってもこんなに負担が大きいと、行けない人も増えてくるのではと...自分自身もすごく不安です。
(加古川市・36歳)
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