兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2018年1月25日(1867号) ピックアップニュース

燭心

 中学生の頃、学級委員を選挙で選ぶとき、子どもの度を過ぎた悪ふざけと思うが、クラスの 蒲柳 ほりゅう の質の生徒を体育委員に、話すのが苦手な生徒を放送委員に、非行少年を風紀委員に選んで、後で担任の先生に生徒全員がこっぴどく叱られた思い出がある▼大人の世界でも、その職分に最もふさわしくない輩が登場する。芸人のparodyでなく、国家の最高中枢にである。国税庁長官・佐川宣寿氏に 借問 しゃもん する。「君は森友問題で国民に平気で嘘をついた。恥ずかしくないのか?」▼財務省理財局長として、資料破棄を理由に(後で見つかった)国有地の8億円の値引きを見逃したことに関して、国民、なかんずく納税者(tax payer)に対して謝罪どころか逃げ回って公の場で何の釈明もしない。国家公務員はtax eaterである。税金こそ民主主義の血液である論理から、tax payerはtax eaterの上位であり、公務員は国民の しもべ であるはずではないか! 理財局長からの栄転には安倍首相の意向、威光が関係すると言われている。保身、忖度・論功行賞の異常さに、国民のほとんどが異を唱えている(権力は腐敗している)▼われわれ個人事業主は青色申告時に領収書1枚の欠損でも認められない。しかし資料破棄という嘘の答弁で8億円を見逃して国税局長が務まるなら、納税者で納得するものは誰もいない。反乱が起きて然るべきだ▼もうすぐ確定申告。昔は「切腹」という潔く名誉を守る良い方法があったが、今はない。「佐川」よ、どうする(鼻)
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