2018年5月15日(1877号) ピックアップニュース
スタッフ、患者さんとともに 空気の汚れ調査にご協力を
環境・公害対策部長 森岡 芳雄
二酸化窒素(NO2)簡易測定全国一斉調査が、今年も6月14日17時〜15日17時に行われます。この調査は、県内の公害患者団体等でつくる実行委員会が、91年から毎年実施しているものです。
昨年の測定では、1572個の調査カプセルが集まり、協会でも93医療機関から183個の調査カプセルを得ることができました。
この調査は、カプセルを屋外に取り付け、24時間後に回収する方法で行います。複数のカプセルによる測定を行うことで、科学的にも信頼のおけるデータが採取される方法です。
県内の大気汚染は、この10年間ほとんど横這い状態ですが、高層住宅や歩道橋上などでホットスポットが見つかっています。そのため風向きや建造物なども考慮に入れた、生活に密着した場所での局地的大気汚染の測定が重要になっています。また、神戸製鋼所が灘区で石炭火力発電所の増設を計画するなど、今後、大気汚染が悪化する可能性もあります。
自主測定には、(1)大気汚染の実情を自らの手で正しく把握する、(2)公的測定の補完、監視となる、(3)汚染企業へのプレッシャーになるなどの多くのメリットがあります。
カプセルを取り付けるだけの簡単な調査ですので、スタッフや患者さんにもお声かけいただき、ご協力くださいますよう、お願いいたします。
4月13日には既存の発電施設でのばいじん濃度が、神戸市との「環境保全協定」で定めた協定値を超過していましたが、神戸市から市民への公開が3週間後となるなど、協定の不十分さが露呈しました。協会も協力する神戸の石炭火力発電を考える会は、協定の改善を求め、5月末まで緊急署名を集めています。ぜひこちらへもご協力をお願いします。
※カプセル、署名用紙のご注文・お問い合わせは、協会事務局電話078-393-1807まで。月刊保団連5月号にもカプセル注文用紙を同封。昨年お申し込みいただいた先生には、今回もカプセルをお届けします。
昨年の測定では、1572個の調査カプセルが集まり、協会でも93医療機関から183個の調査カプセルを得ることができました。
この調査は、カプセルを屋外に取り付け、24時間後に回収する方法で行います。複数のカプセルによる測定を行うことで、科学的にも信頼のおけるデータが採取される方法です。
県内の大気汚染は、この10年間ほとんど横這い状態ですが、高層住宅や歩道橋上などでホットスポットが見つかっています。そのため風向きや建造物なども考慮に入れた、生活に密着した場所での局地的大気汚染の測定が重要になっています。また、神戸製鋼所が灘区で石炭火力発電所の増設を計画するなど、今後、大気汚染が悪化する可能性もあります。
自主測定には、(1)大気汚染の実情を自らの手で正しく把握する、(2)公的測定の補完、監視となる、(3)汚染企業へのプレッシャーになるなどの多くのメリットがあります。
カプセルを取り付けるだけの簡単な調査ですので、スタッフや患者さんにもお声かけいただき、ご協力くださいますよう、お願いいたします。
神鋼石炭火発増設問題署名にご協力を
現在、神戸製鋼所は、灘区で大型石炭火力発電所の増設を計画しており、大気汚染の悪化や地球温暖化への悪影響が懸念されます。4月13日には既存の発電施設でのばいじん濃度が、神戸市との「環境保全協定」で定めた協定値を超過していましたが、神戸市から市民への公開が3週間後となるなど、協定の不十分さが露呈しました。協会も協力する神戸の石炭火力発電を考える会は、協定の改善を求め、5月末まで緊急署名を集めています。ぜひこちらへもご協力をお願いします。
※カプセル、署名用紙のご注文・お問い合わせは、協会事務局電話078-393-1807まで。月刊保団連5月号にもカプセル注文用紙を同封。昨年お申し込みいただいた先生には、今回もカプセルをお届けします。