兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2018年10月05日(1890号) ピックアップニュース

10月28日(日)は第27回日常診療経験交流会へ
診療での工夫を交流しよう 「あなたの中のAIのイメージは?」

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理事長 西山裕康

 日々の診療をより良いものに−−。協会が毎秋行っている、日常診療経験交流会(日常診)。分科会や医・歯・薬の交流企画を通して、日常診療での経験、工夫などを交流する機会として、皆さまのご参加をお願いしたい。開催にあたっての西山裕康理事長の参加呼びかけを掲載する。

 協会の秋の恒例行事、第27回目となる日常診療経験交流会(日常診)を、10月28日(日)に神戸市産業振興センターで開催します。今年のメインテーマは「あなたのAIのイメージは?〜医療での マル × バツ〜」です。
 最近では、医療におけるAIの導入が一部で始まり、遠隔診療については保険収載も一部でされています。しかし、AIやICTの導入は、必ずしも医師や患者さんにとって良い点ばかりであるとは言えません。これらが将来、私たちの日常診療にもたらすマイナスの側面にも目を向けてみることが、いま必要なのではないでしょうか。
 医科・歯科・薬科交流企画では、それぞれの分野におけるAI・ICTの導入について、医師、歯科医師、薬剤師それぞれの立場から現状報告と問題提起をいただき、医歯薬が一緒になって考える機会にしたいと思います。
 分科会は、医科・歯科 ・薬科各領域から、日常診療での経験や症例、日常業務における気づきや創意工夫など多彩な内容からなり、計26演題を予定しています。
 文化部会員作品展「あなたと私の展示会」、ポスターセッション、医院新聞コーナー、薬膳茶試飲コーナー、医療関連業者による展示会、情報ネットワーク部展示、喫茶コーナー、CPR講習会など、 並行企画も多彩です。
 今年も、参加された方には県下11支部に選んでいただいた各地の特産品を差し上げますので、どうぞお楽しみに。
 それでは先生方はじめ、ご家族、スタッフお揃いでのご来場をお待ちしております。

第27回日常診療経験交流会
会場 神戸市産業振興センター
日時 10月28日(日)10時〜17時
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講師の指導のもと気管挿管の練習に取り組んだ

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人形を使っての心肺蘇生の練習に取り組む参加者

プレ企画で救急フェスタを開催
「毎回とても勉強になる」
 協会は日常診のプレ企画「救急フェスタ・心肺蘇生法実技講習会」を9月22日に開催。医師・歯科医師や看護師、歯科衛生士、事務スタッフなど63人が参加した。
 企画は、人工呼吸・胸骨圧迫とAEDを用いたBLS(Basic Life Support)講習と、気管挿管による気道確保講習(医師・歯科医師のみ)からなる。
 BLSは、県下各医療機関から看護師ら9人のインストラクターの下で2〜4人ずつのグループに分かれ、さまざまな状況を想定しながら実技に取り組んだ。
 気管挿管は笹生病院副院長の大井利彦先生、金沢病院副院長の高田耕二先生、協会顧問の広川恵一先生らが講師を務めた。
 参加者アンケートでは「実技中心でとても勉強になった」「説明も分かりやすく、毎回とても勉強になる」などの感想が寄せられた。
 救急フェスタは、日常診当日も開催を予定している。
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