2018年11月25日(1895号) ピックアップニュース
みんなでストップ!患者負担増インタビュー(2)
なじみの患者さんに勧めています
加古川市・西村医院 西村 正二先生
これまで署名を院内で積極的に集めることはしていませんでしたが、政府が進める患者窓口負担増計画や、先進国では窓口負担は無料か少額が当たり前ということを知るとともに、請願事項の「お金の心配なく安心して受診できるよう、窓口負担を軽減してください」という訴えに賛同し、患者さんに署名を訴えるようになりました。
署名が届いたときに、まず私が署名すると、スタッフも「私たちも署名しますよ」と自発的に署名してくれました。署名用紙を受付に置くだけでなく、診察室に置いて、心おきなく話せるなじみの患者さんに、私から直接「負担が増えると大変だよね、軽い方がいいよね」と話し、お願いすることで、多くの署名を集めています。
年金は引き下げられ、医療費負担が上がる中「病気になったら暮らしていけないのでは」と、多くの方が老後に不安を感じています。年金暮らしの高齢者は受診する際の窓口負担の額などを計算しながら検査を受けたり、薬を出してもらったりしている方も多く、今の負担割合でも「持病を持っていたら下手に長生きするのも大変だ」とおっしゃっています。これ以上の負担は許せません。
医師は地域医療を担う存在で、患者さんから信頼されており「署名してください」と訴えると、すぐに集めることができると実感しました。他の先進国には窓口負担が無料の国もあり、日本でも政治を動かせば窓口負担を引き下げることも可能です。
みなさんもご一緒に署名を集めて、負担増計画をストップさせましょう。