2019年7月15日(1915号) ピックアップニュース
談話 7月21日は参議院選挙投票日
「政治を変えるのは選挙」みんなを誘って投票にいこう
理事長 西山 裕康
![1915_15.jpg](http://www.hhk.jp/hyogo-hokeni-shinbun/2019/07/16/files/1915_15.jpg)
さて、政治を変える方法には何があり、何が効果的だろうか。請願・陳情、パブコメ、ロビー活動、政治献金、マスメディア利用、SNS活用、デモ、草の根運動、井戸端会議...。政治家からすれば、選挙において票を獲得し、当選すること以上に重視するものはないだろう。議会で居眠りするような政治家でさえ、選挙時の力の入れようから見れば頷ける。政治を変えるには「投票」こそが、最も力を発揮するのである。
最近は、人びとの健康や病気が、社会的、経済的、政治的、環境的な条件に影響を受けることが広く認められ、これらを「健康の社会的決定要因」と呼ぶ。このような要因に目を向けるのも大事であり、まさに政治の役割である。
「上医は国をいやし、中医は人をいやし、下医は病をいやす。」という言葉がある。青臭いと言われるかもしれないが、およそ1500年前の言葉である。国の医療制度に病や傷があるのなら、それを治すのも私たち医師・歯科医師の責務ではないだろうか。
前回の参議院選挙において投票率は約50%、自民党の得票率は約36%で参議院全体に占める議席数は50%である。つまり有権者の18%が議会の過半数を獲得し、物事を決定できるのである。
政治が変わらないのは、無投票者に責任の一端があるとも言える。みんなを誘って投票に行こう。