2019年8月05日(1917号) ピックアップニュース
保険でより良い歯科医療を 署名インタビュー(2)
窓口負担軽減と保険範囲拡大を
丹波市・荻野歯科医院 荻野 隼人先生
患者さんの窓口負担は現役世代が3割、高齢者が1割・2割とかなり経済的に大変だと思います。窓口負担の引き下げなど「保険でより良い歯科医療」を求めている署名なので、患者さんに協力をお願いしています。
丹波市は中学校まで窓口負担が無料ですので、乳児や子どもには虫歯の治療だけでなく予防も、親御さんの負担を心配せずに勧めることができます。これに対して、高齢の患者さんでは通院時の交通費なども含めた費用はかなりかかります。現役世代でも義歯やブリッジ、クラウンの装着日には高額な負担になるので、未受診になる場合もあります。
お金の心配をせずに、保険のきく歯科治療の充実を求める署名ですので、患者さんにお願いしやすいのが嬉しいです。受付事務をしている妻が、患者さん一人ひとりに「歯の検定」クイズ・リーフレットを紹介し、署名付きポケットティッシュも渡して、署名をお願いしています。
国の責任で歯科医療費の充実を求めることも医院経営にとっては大事です。抜歯などの技術料はかなり低点数なので、正当に評価された診療報酬に引き上げてもらいたいものです。
これからはチェアサイドにお口拭き用としてポケットティッシュを置いて、患者さんに手渡して署名もお願いしようかと思います。
7/30現在 4363筆
署名は11月まで取り組みます。
署名用紙のご注文は、電話078-393−1809まで。
引き続きのご協力をお願いします!