2019年11月25日(1927号) ピックアップニュース
審査対策部だより
個別指導の改善を求め厚生局と懇談
近畿厚生局管内の各協会
懇切丁寧な指導「技官に周知している」
被指導者に対して、一部の指導医療官(技官)および事務官による暴言とも取れる発言や、指導が"威圧的に感じた"との報告が依然として寄せられることについて、協会が懇切丁寧な指導を行うよう改善を求めたところ、厚生局は、「(暴言とも取れる発言や威圧的な指導は)あってはならないこと。懇切丁寧に指導するよう技官に周知している。そのような発言があればその都度指摘してほしい」と述べた。持参物の軽減「相談に応じる」
個別指導時の持参物について、協会が最低限のものにとどめるよう求めたところ、厚生局は「先生方の負担を少なくするようにしたい。個別相談に応じる」と回答した。
審査対策部だより
高点数でも自信を持って診療を
結果的に高点数「理解できる」
協会が、高点数を選定基準とした集団的個別指導を廃止し、集団指導を充実させるよう求めたことに対し、厚生局は「高度な治療を行うと高点数になるのは理解できるが、近畿だけ基準を変えることはできない。ただ高点数でも自信をもって診療してほしい」「要望は厚生労働省へ伝える」と回答した。また、協会が平均点数の算出根拠について、対象となる期間や院内、院外処方別の調整方法等を公表するよう求めたが、厚生局は「算出根拠については知らされていない」と回答。兵庫事務所が「月1件処方箋を交付しただけでも院外処方の医療機関と取り扱われ、平均点数の補正が行われる」と回答していたことを紹介すると、厚生局は「どのような基準で区分しているのか知りえない内容なので、回答できないはずだ」と述べた。