2020年3月05日(1935号) ピックアップニュース
金パラ「逆ザヤ」の即時解消を
今号に同封 緊急要請署名にご協力下さい
歯科治療に欠かせない保険医療材料である金銀パラジウム合金(金パラ)の価格高騰が止まらず、歯科医療機関での購入価格が保険償還価格を上回る「逆ザヤ」が拡大している。保団連調査では2月の購入平均価格は30gあたり8万4703円と、保険償還価格5万250円を3万5000円近く上回り、治療するほど医療機関の「持ち出し」が拡大している(図)。協会は「逆ザヤ」の即時解消を求めるFAX署名を実施し、わずか3日間で医科会員を含め243筆が寄せられている。
署名の「私の一言欄」には、歯科会員から、「当院では、歯科用金パラ30gが税込約9万円。保険償還価格の5万円では購入できない」(灘区)など悲痛な声が寄せられている。医科会員からも、「医科・歯科に限らず患者さんに治療することが保険診療で成立しないということは異常な事態」(兵庫区)など即時解消を求める声が多く寄せられている。
協会は医科・歯科一体で今次改定に向け緊急要請を行う。今号に署名用紙を同封しているのでご協力をお願いしたい(次号に解説を掲載予定)。
署名の「私の一言欄」には、歯科会員から、「当院では、歯科用金パラ30gが税込約9万円。保険償還価格の5万円では購入できない」(灘区)など悲痛な声が寄せられている。医科会員からも、「医科・歯科に限らず患者さんに治療することが保険診療で成立しないということは異常な事態」(兵庫区)など即時解消を求める声が多く寄せられている。
協会は医科・歯科一体で今次改定に向け緊急要請を行う。今号に署名用紙を同封しているのでご協力をお願いしたい(次号に解説を掲載予定)。
図 歯科材料「金パラ」逆ザヤが急拡大